新しいヤッターマンには僕もガッカリだコロン。
前略、 「昔は良かったな」と僕が言ったから、一月十四日は真の老化記念日。 の館長です。
年寄りが「昔は良かったな」と言う理由は、昔のイヤなことをどんどん忘れていき、良かったことがひときわ輝いて残るからだと聞きました。
「イヤなことを忘れる」というのは、人間に備わった自己防衛本能だとも聞きました。
本能ならば、「昔は良かったな」と発言してしまうことには抗えない。
――ということにしておいてください。
最近いちばんの「昔は良かったな」は、「ヤッターマン」。
今、かなりの勢いで物議を醸しておりますところの「ヤッターマン」。
僕も先日観ました。
いえ、ただ観たんじゃなくて、なんといいますか、観なければならない、といった一種の“義務感”みたいなものを持ちつつブラウン管に向かったのです。(ブラウン管だって。 古いなあ。 でも液晶とかじゃないんだもん、しょうがないよね)
本編自体は楽しく懐かしく観ることができました。
とりわけ、三悪のドロンボーはほとんど昔のままでホッとしました。

「ほとんど」といったのは、昔だったらドロンジョ様がポロリしてる場面でも、なんとか手で隠してそれを免れ、おまけにボヤッキー自身が「昔だったら、ポロリ…」云々と言ったように、やはり“時代”を感じさせられ、まったく昔のままのドロンボーというわけにはいかなかったからです。

※昔のドロンジョ様のポロリシーン
ポロリくらいいいのになぁ…。
ポロリこそが楽しみなのになぁ…。
ま、それでも、昔のままの声優さんで、ドロンジョ様の「スカポンタン!」、ボヤッキーの「ポチッとな」なんて聞けた時にゃ、涙が出るかと思いましたわ。
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マッハ号やハクション大魔王など、随所に別のタツノコ系キャラが登場する遊び心も楽しかったですし。
ただやっぱり、世間を賑わしているように、歌が引っ掛かってしまいますなぁ、どうしても。
オープニングもエンディングも、僕を失望のどん底に突き落とすものでした。
【ヤッターマンの歌 新旧聴き比べ】
もちろんこれは、オープニングの音屋吉右衛門やエンディングのmihimaru GTのせい、とは思ってません。
音屋吉右衛門の世良公則なんか自分から「プロデューサーの英断か暴挙か」なんて言ってたくらいですし。
そう、「英断」が「暴挙」になってしまったんですね、多くの人にとって。
この失望感たるや、「なんだよ、スザンヌって山本紗衣っていうのかよっ!」ってくらいのものです。 いや、かなり違うと思うけど。
ヤッターマンの歌がこうなるまでには、かなりのスッタモンダ、コッタモンダ、ヤッタモンダ、があったみたいですね。
「ヤッターマン」をはじめ「タイムボカン」シリーズの主題歌やBGMの殆どを手がけた山本正之さんが、、「『ヤッターマン』についてファンのみなさまに報告」と題する文章をサイトに載せていました。
※追記(2008/1/17)
上記ページは現在は掲載終了してました。
下記に控えを置きました。
ファンのみなさまへ
僕がどうしてここまでこの件にこだわるのかと申しますと、山本正之さんを直接存じ上げておるからなのです。
かつて音楽の先生をしていただいたこともありますので、以後、山本先生とお呼びしますが、山本先生が脚本、音楽、演出なさった『大名古屋行進曲 しゃちほこSTARDUST』には僕も出演させていただき、その際、あの鈴置洋孝さんとの共演も叶っておるわけなのです。
そんなこんなで、山本先生の作品、およびタイムボカンシリーズに対する思い入れは比類なきものであり、今回のようなオープニング、エンディングには到底納得できるわけがないのです。
「時代は流れているんだ。 昔と同じものを作ったってしょうがないじゃないか」
という意見も見受けられますが、だったら新作を作ればいいのでは?
新しいものを生み出すことはできないくせに、古き良きものを壊すっていうんですか?
“大人の事情”も多々あろうかと思いますが、都合のいいだけの“焼き直し”ではない作品づくりを、制作サイドには望みたい! と偉そうなことだけを言ってこの件は終わりにしたいと存じます。
ところで、上記「ヤッターマンの歌(新旧)」を観ていただくと分かるんですが、歌詞の一部が違います。
旧作:「ウー チチンチン」
新作:「ウー ジンジンジン」

最初これを見たとき、
「チンチンまでもが言えない? そんなことさえ 言えない時代になったんかー!」
とか、
「オレのこと好きか? あんた聞くけど Hold me tight そんなことさえ わからんようになったんかー!」
とか思ったんですけど、これは僕の早とちりでした。
おまけに後者は上田正樹の感想でした。
実は元々「ジンジンジン」が正しいのに、旧作の字幕は間違ったまま使われていたのだそうです。
つーか、いいのかよー、それで。
つーか、もうさんざん「チチンチン」で歌ってきたもんだから、今さら「ジンジンジン」になんかなれないよー。
【その他参考リンク】
人気ユニット「ミヒマルGT」の新曲「diverge」が、1月から放送されるアニメ「ヤッターマン」(日本テレビ系)のエンディング曲に起用されることが明らかになった。ミヒマルGTは「アニメを見終わった後の、切ない気持ちと私たちの音楽がマッチしてくれたらうれしい」とコメント。シングルは08年1月30日に発売される。
08年1月から放送されるアニメ「ヤッターマン」で、ミュージシャンの世良公則さんと野村義男さんのユニット「音屋吉右衛門」が、オープニング曲「ヤッターマンの歌」をカバーすることが明らかになった。【追記】
読売テレビからコメントが出た模様。
1月14日に放送が始まったアニメ「ヤッターマン」のオープニング曲がネット上で論議を呼び、同番組を制作・放送している読売テレビ放送に対して批判や意見が寄せられている。同社は1月17日、「視聴者からいただいた声を真しにとらえ、今後のより良い『ヤッターマン』番組制作に役立たせる」とコメントした。同曲については、補作詞・作曲した山本正之さんが、制作の経緯や歌手の選び方、でき上がった曲に対する不満をネット上で明かし、「2ちゃんねる」などで話題になった。読売テレビが運営する公式サイトの掲示板にも、曲のアレンジや歌手選びに関する意見や批判多く寄せられている。

なにしろ、ポロリを!
―― へのコメント。




