2002年 平成14年 11月24日
第五回 投扇興競技大会(秋の大会)
於:東京浅草見番


「投扇興競技大会」とは?

 僕らが行なっている投扇興の流派は、「其扇流(きせんりゅう)」というものですが、この其扇流で行なわれる年に二度の大規模な大会の一つが、この「投扇興競技大会(通称:秋の大会)」です。

 其扇流は、歌舞伎俳優の十二代目市川團十郎さんを家元とし、浅草観光連盟、東都浅草投扇興保存振興会が、その普及と保存にあたっております。

 春の大会が、浅草観光連盟主催の「春の観光祭」の一環として、広く一般に開かれているのに対し、こちらの大会は「真の実力を競い合う場」、「実力日本一決定戦」という位置づけをされているそうです。

 ですから、僕らの気合いの入り方も違います。 この日に照準を合わせ、ここまで懸命に練習を積んできたのですから。

 この日の模様は、シアターPOOさんのこのページでも詳しくご覧になれますので、そちらのほうもぜひご覧ください。





ここが会場の「浅草見番」です。
これから始まる熱き闘いを待っているかのようです。






とりあえず、腹ごしらえ。
みんなよりも1時間早く会場入りして準備をしなくてはならない連の代表者には、このお弁当が配られます。
モーレツに美味い! でも、時間が無くて、全部食べきれなかったのが悔やまれます。
 





個人戦決勝の模様。
対戦は、僕と赤坂連の寺菴さんです。





「両者、礼!」






これはどうやら「須磨」になったでしょうか?






当日は周りがまったく見えていなかったため、あんなところにあの人が座ってる! と、この写真を見て初めて思ったのです。






寺菴さんが投げました。
「花散里」か「紅葉賀」か? ここで1点か4点かは気になるところです。






写真を見ると、あのときの闘いの苦しさが甦ってきます。

結果、個人戦は、僕が50点を獲得して優勝!
嬉しいというより、気絶しそうな感覚になりました。




さあ今度は、団体戦決勝。
赤坂連さん対瓦落多連です。




赤坂連のこの錚々たるメンバー。
この顔ぶれを見ただけで、怖気づいてしまいます。
ちなみに左から、春の大会新人戦・一般戦2連覇の寺菴さん、春の大会新人戦優勝のぐっさん、個人戦10投最高記録111点の少年投士、春の大会新人戦・一般戦2連覇の川田さん、そして投げているのが、個人戦40投最高記録313点の三島さんです。
このメンツではどだい勝てる気がするわけないです。






いよいよ最終投者同士の対戦。
個人戦決勝と同じく、僕と寺菴さんです。
このスゴい顔ぶれに対して、なかなかいい試合ができたと思います。
結果は、83点 対 89点で、惜しくも瓦落多連は準優勝。






個人戦優勝の表彰式。
僕はまだ顔が青ざめ、震えていました。
 





優勝扇子を授与されました。
 





続いて、団体戦準優勝の表彰式。
みんな、ホントによく頑張ったー!






うーちゃんが写真を撮ってくれていることに気づいたのか、ただ単に茫然としてるのか、僕は様子が変。






団体戦優勝の表彰式。
 





これが、個人戦優勝の優勝扇子。
 





これは、優勝の副賞「團十郎つなぎの浴衣」。
 





これは、団体戦準優勝の副賞。
風呂敷のような、そんなようなもの。
 





このページのトップへ