投扇興 瓦落多連(がらくたれん)
「瓦落多連(がらくたれん)」は、インターネットを通じて知り合った仲間を中心として結成された投扇興の団体です。
平成14年7月30日より東都浅草投扇興保存振興会の支部として正式に発足しました。
酒好きで遊び好きで零細な連ではありますが、そのわりにはこれまで大会や記録の面でいくつもの栄誉を頂戴して参りました。
みんな、やればできる子たちなんです。
私たち「瓦落多連」では、投扇興を一緒に楽しむ仲間をいつもいつでもいつまでも募集しております。
いきなり「連」に入らなくても大丈夫。 まずは一緒に体験してみましょう。
少しでもご興味を持たれた方は今このときが千載一遇のチャンスです。
どうぞひと声かけてみてください。 美男美女と愛玩動物があなたをお待ちしております。
投扇興とは
【広辞苑より】
「江戸時代の遊戯の一。台の上に蝶と呼ぶいちょう形の的を立て、1メートルほど離れた所にすわり、開いた扇を投げてこれを落とし、扇と的の落ちた形を源氏54帖になぞらえた図式に照らして採点し、優劣を競う。」
とあります。
【由来】
その昔、投楽散人其扇(とうらくさんじん・きせん)という者が昼寝をしていました。
ふと目を覚ますと、離れた木枕に蝶が休んでおったので、傍にあった扇を蝶めがけて投げてみると、蝶がひらひらと飛び去ると同時に扇子もひらひらと舞って木枕の上に乗りました。
このさまを見て投壺(とうこ)※ を思い出し、「これはおもしろい」と遊戯にしたというのが「投扇興」のはじまりといわれています。
そのことから、桐の台を枕、的を蝶、と呼ぶことになったのだそうです。
※ならば「投壺」って何? という話ですが、それについてはここが詳しいです。→伝統ゲーム紹介 投壺
其扇流(きせんりゅう)
浅草を中心とする投扇興の一流派。
浅草観光連盟内の東都浅草投扇興保存振興会を主体として活動が行なわれています。
現在の家元は歌舞伎俳優の十二代目市川團十郎丈。
上記「由来」に登場する投楽散人其扇にちなんで「其扇流」と名付けられたそうです。
隔月の浅草見番での例会や、年に二度、春秋に開催される大会のほか、「連」と呼ばれる団体ごとの活動も盛んです。
其扇流では、銘定(いわば技の名前)に源氏物語の54帖の形式(2009年時点では40種)を採用しています。
私たち瓦落多連はこの其扇流のもとで投扇興を楽しんでおります。