昔「鉄骨」、今「鉄塔」。

■ 東京・世田谷の５０メートル鉄塔に女性、一時送電止める（読売新聞）
２２日午後１０時５０分ごろ、東京都世田谷区宇奈根２の東京電力の送電線用鉄塔（高さ約５０メートル）に、女性がしがみついて助けを求めているのを近くの住民が見つけ、１１０番通報した。
　女性は約２時間後に自力で降りてきたところを保護されたが、東京電力では、安全のため鉄塔への送電の一部を止めるなどし、現場は一時、騒然とした雰囲気に包まれた。
　警視庁成城署や東京消防庁によると、この女性は、鉄塔の最上部まで登っていたという。

■ ５５メートル鉄塔で２８歳女性「助けて―」：スポーツ報知
女スパイダーマンが現れた。２２日夜、東京都世田谷区の住宅街にある東京電力の鉄塔（高さ約５５メートル）によじ登った、三鷹市在住の女性（２８）が下りられなくなり、東京消防庁や警視庁のレスキュー隊が出動する騒ぎがあった。
　「助けてー！」同日午後１０時５０分ごろ、女性の叫びが響き渡った。付近住民から通報を受けた警視庁成城署員らが駆けつけると、そびえ立つ鉄塔にほぼ“登頂”した女性が、キャミソールとショートパンツ姿で座り込んでいた。
　足元はなぜかはだし。オレンジ色のバッグを抱えており、同署によると手にしていた携帯電話は途中で落としてしまったという。
　送電線には１５万ボルトの電流があり、東京電力は送電をストップ。署員らは「じっとしてて」などと優しく呼びかけたが、女性は何と自力で“下山”。２３日午前１時１０分ごろ、地上１０メートル地点で保護された。
　女性は動揺した様子で、レスキュー隊員の呼びかけにうなずくのがやっと。「交際相手とけんかした」と話しており、同署では「男女間のトラブルが原因で、自殺を考えたという推測はできる」とした。
　女性は今も検査入院中。想像を超えた女性の身体能力だが、同署では「何かスポーツをしているかは不明」とする一方、手足は「スラッとしている」と指摘。「登るのはまだしも、あの高さから下りるなんて普通じゃない」と驚いていた。