「切りグラフ ふせんで作るウルトラマン&ウルトラ怪獣」発刊記念展を観てきた(2/2ページ)
「切りグラフ ふせんで作るウルトラマン&ウルトラ怪獣」その作品の数々
さて、ようやくメインの「切りグラフ」を観ていきますぞ。スゴいなぁ。 ベムスターもいる。タッコングもいる。 あの2匹は夫婦怪獣かな?
ワクワクしちゃうね! まさに、圧巻! って感じですよ! 姿は覚えているけど名前を思い出せないヤツもたくさんいるなぁ。残念だ。 バルタン星人はもちろん分かる! この中に5体くらい確認できますけど、バージョン違いも見受けられますね。 キングジョーがおる! クレージーゴンもおる!あいつもおる! なんていったか忘れたけどあいつもおる! 僕の大嫌いだったゴース星人がおる! やけにちゃぶ台が似合ってたメトロン星人もおる! ただ恐竜を戦車に乗せただけの恐竜戦車もおる!
あいつもおる! なんていったか忘れたけどあいつもおる! ウルトラ戦士、勢揃いだ。 これ、気に入った戦闘シーンなんだけど、なんていう怪獣か忘れてしまっただよ。 これもウルトラマンが飛行機みたいなの持ってて気に入ったシーンなんだけど、なんていう怪獣か忘れてしまっただよ。 これは知ってますとも。バルタン星人との戦いですよ。
バルタン星人はチョキだけどウルトラマンはグーだから、ウルトラマンの勝ち。
キングジョーとウルトラセブンの戦い。このキングジョーってヤツも、なかなか手ごわい相手だったよ。ふぅ……。
古代怪獣ゴモラ 対 ウルトラマン。「ゴモラ」を検索すると「ゴモラ かわいそう」と出てくるくらい、人間のエゴのためにかわいそうなことをしてしまった感のある怪獣だ。
ここではもうすでに尻尾を失っているし。
あ、あいつもおる! なんていったか忘れたけどあいつもおる! クレージーゴン 対 ウルトラセブン。
こいつも不気味なロボット怪獣だったなぁ。 でも考えてみればただの自動車ドロボウなんだ。
カプセル怪獣ミクラス 対 エレキング。電気に弱いミクラスがエレキングにいじめられてるところ。
このときばかりはセブンに対して怒りが湧いてきましたよ。 早く助けてやれーって。何やってんですか! ウルトラアイを盗まれるなんて!
チブル星人。 よく見れば顔はわりと「ダッコちゃん」みたいで可愛かったんですよ。知能指数10,000という鳴り物入りで地球に来たわりには結果は出せずに終わったちょろいヤツです。
ジャミラの姿が見えます。前述のゴモラのように、「かわいそうな怪獣」といえばこのジャミラの名が挙げられたものですが、今ではそう捉えられることはけっこう少なくなり、「自分を捜索してくれなかった人間に恨みを持ち、無差別大量殺戮に走ったテロリスト」という扱いになっています。
そうは言っても、あの「ウルトラ水流」にやられ絶命していくジャミラの断末魔の鳴き声(泣き声)は哀れで忘れられないんですけどねぇ……。
で、左端にはギャンゴの姿が見えます。 この怪獣も好きでした。カラフルだしコミカルだし。
壁にはウルトラマンのオープニングの影絵のような「切りグラフ」。 これらが「切りグラフ」づくりの道具一式。 どんなにいい道具を使ったとしても、僕にはとうていできそうにないのです。 メイキング動画。その鮮やかな手さばきに見とれてしまいました。 「切りグラフ」を使ったスライドショーも上映。 キングジョーとの戦い。この風景、覚えてるなぁ。 “美術書” といってもいいくらいのウルトラ関連本。 少しだけ読ませていただきました。(あんまり触っちゃいけない気がしたから) もちろん、このたび発刊の「切りグラフ ふせんで作るウルトラマン&ウルトラ怪獣」サンプル本も置いてあります。 会場でいただいたカードと「切りグラフ付箋」。 「切りグラフ付箋」は、立てるとこのようになります。 カッコいいね!
■ PROFILE | killigraph project
killigraph(キリグラフ)瀬川卓司
切りグラフィック作家 エディトリアル・デザイナー。
雑誌、書籍を中心にデザインをしています。
最近では企画・編集をした書籍や著書などもあります。
【著書】
「アンティークきりえスタイル」(飛鳥新社)
「ふせんでつくる ミニチュアきりえ」(ブティック社)
「ふせんで作る1/40の世界」(青春出版社)
「ディズニーのふせん切り絵」(ブティック社)
「カワイイふせん活用BOOK 」(玄光社)
「かわいい! 使える! ! ふせんでネコクラフト」(グラフィック社)
「ディズニーの小さなふせん切り絵 」(ブティック社)
「ポーズも自由自在! 使えるシルエット素材集 」(技術評論社)
「落ち葉切り紙」(誠文堂新光社)
「ロゼット切り紙」(誠文堂新光社)
「切りグラフ ふせんで作るウルトラマン&ウルトラ怪獣」(立東舎)
実に素晴らしいものを見せていただきました。 ありがとうございます。
こういうアイデアとテクニックのある人、本当に尊敬します。
会場でウルトラシリーズの曲が流れていたので、シリーズのオープニング動画を探してみました。
改めて聴いてみると、僕は「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」「ウルトラマンA」「ウルトラマンタロウ」までは完全に歌えますけど、その次の「ウルトラマンレオ」からはまったく歌えない、というか、少しも聴いた覚えすらないということが分かりました。
僕にとっては「タロウ」がウルトラシリーズの卒業だったんだなぁ……と認識した次第。
あ、でも、女性隊員たちの魅力に気づいたのは、もっと大人になってからだ。
ウルトラシリーズは、人生で2度は楽しめるってことだぞー!
いや、2度目の楽しみ方はいかがなものか。
―― へのコメント。