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振り込め詐欺 芸能人の被害やACジャパンCM「家族を守る愛言葉篇」を見てうちの合言葉を考え直した
前略
合言葉を設定するのはいいけど、それをあっさり忘れちまうお年頃になっちまいましたよ！
の館長です。
忘れっちまった年寄りに
今日も小雪の降りかかる
……とはよく言ったものです。
忘れてはいけないことほど忘れてしまう。
そのくせ、大昔に言われたあいつのひとことがいつまでも忘れられなかったり。
そんな自分を情けなく思う……。
振り込め詐欺（オレオレ詐欺）芸能人の被害やACジャパンCM「家族を守る愛言葉篇 タマまっしろけ」を見て、うちの合言葉を考え直した
本人は絶対に忘れない、他人は絶対に推測できない――そんなフレーズが合言葉としては必要なんですけど、それが非常に難しい。
特に高齢者には難しい。
まして高齢者（僕）と高齢者（母）であるうちの場合は果てしなく難しい……。
このごろ芸能人の親を狙った詐欺事件が連続
僕が犯人なら、2億4千万円を要求するのに……。
僕が家人なら「ご一緒にホタテはいかがですか？」って言ってやるのに……。
千秋の場合は、千秋自身もお金持ちだろうけど、父親は日本板硝子の元社長だし、叔父は三菱電機の元社長だし、どこをつついてもカネが出てきそうだから、「芸能人だから狙われた」っていうのとは少し違うかな？
このように芸能人の振り込め詐欺被害が伝えられるなか、ちょうどACジャパンの振り込め詐欺対策キャンペーンCMを観ました。
去年から放送されてるようですが、僕は先日初めて観たのです。遅れてるのです。
ACジャパンCM 振り込め詐欺「合言葉 家族を守る愛言葉篇」タマまっしろけ
演じるは、飯豊まりえ。
飯豊まりえ本名：飯豊万理江(いいとよ まりえ)
平成10年(1998年)1月5日生まれ 20歳
千葉県千葉市出身 B型
167�� 43kg
余談だが、猫が可愛い。
余談だが、猫が可愛い。
「タマ、まっしろけ」
このCMを、ちょうど母と一緒に観ていたので、以前うちで決めた合言葉を母に確認してみました。
そうしたら、案の定、覚えてなかった。
かつて、うちで決めた合言葉は、
息子や娘を名乗る電話に母が出たらまず「いつで〜も この味〜♪」と歌う。
そうしてすぐに「マルちゃん麺づくり〜♪」と返ってきたら、大丈夫！ という寸法。
これを母はすっかり、きれいサッパリ忘れてました。
もっとも、この合言葉では用をなさないことは、ちょっと考えれば（考えるまでもなく）すぐ分かろうというもの。
どんなにいきなり「いつで〜も この味〜♪」と歌われたとしても、10人に8人くらいは「マルちゃん麺づくり〜♪」と返せるはずだ。
そこまで「マルちゃん麺づくり」は日本のご家庭に浸透している。（根拠は無いが）
そんなフレーズを詐欺対策の合言葉にするなんて、そもそもが間違ってる。（今ごろ言うな）
第一、母が覚えられないんでは意味が無い。
そこで、このCMを観たのを機に、うちの合言葉を変えることにしました。
でも、冒頭述べましたように、高齢者と高齢者の間での合言葉というのは、思った以上に難しい。
僕が決めてもダメだと思ったので、今度は母に決めてもらうことに。
その結果、
「◯◯（妹の名）は、銀婚式！」
に決まりました。
下の妹が来年に銀婚式を迎えるから、ということで。
ところが、翌日になってまたこの合言葉を確認しますと……母は忘れてました。
やはりもっと身近なことで、毎日の生活に密着してることじゃないとダメだと分かりました。
最終的にとあるフレーズに落ち着きましたが、決めたら終わりじゃなく、ときどきは確認することが大事でしょう。
CMのように、電話のそばに書いて置いておく手もありますが、それだと、うちに来た人が悪意なく誰かに話してしまう可能性も無いわけではないので危険はあります。
いや、もっと言えば、うちに来た知り合いがある日突然、悪人になってしまうことも絶対に無いとは言えません。
どんな悪人だって、他人の頭の中までは覗けない――。
だからなんとか母の脳内に定着させるよう努めていきたいと思うのです。
それでもまだ不安は残ります。
電話口で「もしもし、オレ。 ごめん、合言葉って何だっけ？」とか言われたら、うちの母や世間のおばあちゃんたちはすぐに「ダメじゃないの。◯◯でしょ！」って明かしちゃうと思うんですよ。
詐欺は、引っかかるほうより、引っかけるほうが常に上手（うわて）でしょうから、本当に効果的な対策なんて無いのかもしれません。ただ一つの策を除いては……。
ただ一つの策。
それは、取られるような財産を持たないこと、です。
やったー！ じゃあうちは大丈夫だー！！
「合言葉づくり」より「財産づくり」
ブログ村 ネットブログ2018年05月23日（水曜日）
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