ここは2020年までの倉庫とします。
新しいブログは下記です。どうかひとつよろしくお願いします。
『がらくたチップス』
https://garakuta-chips.com
(変なこと書いてるブログ)
『がらくたクリップ』
http://garakuta-clip.com
(変な画像が中心のブログ)
一生一度は来てくれや♪(古いな)
ついでに画像ネタブログ「がらくたクリップ」も見てくださると僕と妻が喜びますよ。妻いないけど
今年の桑原のアイスキャンデーと松本城&馬肉料理「新三よし」の旅
前略
さらば「平成最後の夏」と言おう
の館長です。
さよならは夏の日に
秋の来る日を待って
さらば「平成最後の夏」と言おう
毎夏恒例 桑原冷凍機工業所のアイスキャンデー
過去の記事一覧
ここ数年、夏になると恒例になっているのが、松本にある桑原冷凍機工業所のアイスキャンデーを食べに行くことです。
夏が来れば思い出すのは、
はるかな尾瀬よりクワバラのアイスキャンデー
そういうカラダになってしまいました。
昨年 2017年の旅
■ 桑原冷凍機工業所アイスキャンデーと小木曽製粉所,おきな堂,ナワテ通りの旅|【がらくたチップス】
夏恒例となった「桑原冷凍機工業所」のアイスキャンデーに加え、「小木曽製粉所」の蕎麦や「おきな堂」とナワテ通りも楽しんできたという話をしてもいいですよね。一昨年 2016年の旅
■ 桑原冷凍機工業所 夏季限定アイスキャンデー屋さんに今年も行けたので粛々と記録するよ|【がらくたチップス】
去年はじめて行った夏季限定営業のアイスキャンデー屋さん「桑原冷凍機工業所」今年も無事に行くことができました。
一昨々年 2015年の旅
■ 夏季限定アイスキャンデー屋さんはちょっとレトロですべてがおいしい《前篇》|【がらくたチップス】
そんな昔懐かしいアイスキャンデーのお店に、先日行ってきました。 そのお店は松本市にある「桑原冷凍機工業所」。さて2018年。今年は3回も行けた!
今年も無事に行けました。 しかも3回も!
決して近所とはいえないこのお店。おまけに夏季限定営業ですから、いくら好きだからといってそうそう行けるものではありません。
それを3回もだなんて、我ながらあっぱれな “クワバラ愛”!
年末の「輝く! 桑原アイスキャンデー大賞」では、僕は「最優秀新参賞」を狙いますよ!
でもこの松本城のオブジェがなんだか 去年のもの より寂しくなったよ。
いつものように「ライト写真機店」のチェックも欠かせません。今年もしっかりと、地元のカメラフリークを支えてくれていました。 到着です。 今年も変わらず “怒涛のアイスクリーム・アイスキャンデーのれん” が僕を迎えてくれます。 今年で4年連続来ているわけですが、本業(?)の「桑原冷凍機工業所」さんが開いてるのは初めて見ました。なんだか感激。
御利益ありそうです。 もちろん今年もこの「三面式アイスカッティングマスィーン」が黒服のごとく客のドレスコードをチェックします。
ドレスコードOKが出たので、店内に入りましょう。
変わらぬ風情が嬉しいのです。 例によってGoogle先生が作ってくれたパノラマ。 メニュー表。
アイスキャンデーは今年も1本60円。
ソフトクリームのトッピングは、去年は「焦がしキャラメルソース」だったけど、今年は単に「キャラメルソース」だ。
きっと焦がし疲れちゃったんだね!
トッピングは他に「抹茶ソース」も去年はあったけど、今年は無し。
消費者のニーズに敏感に対応していく姿勢は、ほんと見習わなきゃいけないね。
このメニュー表もその1つ。 去年までは壁のメニュー表しかなかったんだけど、今年はこうして手元でもじっくり選べる。
これまた消費者ニーズをばっちりとらえているよね! CS(customer satisfaction)ってやつかな?
それになにより、「桑原冷菓店」と店名がはっきり記されていることが一番の変化。
去年までは特に店名はなく、「桑原冷凍機工業所」が夏季限定で営業してる店、としか言いようがない感じで、食べログにだって「桑原冷凍機工業所」という店名で出ている。
今後は「桑原冷菓店」となっていくのかな?
僕としては今のままでいいと思うんだけど……。
ごたく並べてないで食べるよ!
食べるたび亡き父が偲ばれる。
次はかき氷をいただきます。
かき氷の中に自家製アイスクリームが入ってる。 自家製アイスクリームとのハーモニーがとても美味しい。 僕は今年初めてバイト君を見た。
エプロン姿がサマになりきっていないところが微笑ましい。 帰り道、またあの窓辺に何かがいたんだ。
よく見えないけど、黒猫さんがいるよ!
去年は白黒のハチワレ猫がいたところだ。
うん、とてもキレイ!
「ブルーハワイは色を味わうもの」って、昔の人はよく言ったもんだなぁ……(聞いたことない) 最後にアイスキャンデーのアズキ2本、イチゴ1本で締めました。 僕はイチゴ。
“冷凍機工業所ならでは” の凍りっぷりで、はじめのうちはビニールから出せないほどだ。 今年初めて見つけた、毛糸で編んだアイスキャンデー。
ちゃんと3色あってとてもキュート!
売ってるのなら買っていきたいほどだった。
桑原ファンならこれはマストアイテムと言えましょう。
「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」が毎年開催されることもあって、お店にも立ち寄られたそうな。 氷屋さんのミニチュアもいいね!
このあと隊員の1人がワガママを言ってみんなを困らせたんだ。
「ソフトクリームがぜひ食べたいんだけど、丸々1つは食べられない。だから1/3にしてほしい」
――そんなことを言うんだよ?
これには桑原さんも頭を抱えた(嘘。実際は快く引き受けてくれたよ)。
「1/3じゃ、うちの味が正確に伝わらないから困るんだよねぇ……」と職人ならではのこだわりがありそうだった(嘘。実際は快く引き受けてくれたよ)。
「1/3の写真がSNSで拡散されて、うちの商品がこんなに小さいかと思われちゃ困るんだよねぇ……」←これは僕らが老婆心から言った! 載せるんなら注釈を入れたほうがいいよって。
それにしても、僕もこのお店に来るようになって4年目だけど、1/3にしてくれというワガママな客は初めてだ。
この隊員には、今後カラオケでは「1/2の神話(中森明菜)」ではなく、「1/3の純情な感情(SIAM SHADE)」を歌うように、きつく言っておきました。
この日は「明日で今季の営業終了」という日だったので、アイスキャンデーもこのように少なめ。 こちら、アイスキャンデー(アズキ)の冷凍庫。 こちらがイチゴ。
アイスキャンデーをまとめ買いしていく人も多いけど、そういう人たちは家庭に強力な冷凍庫があるのだろうか?
よっぽどいい冷凍庫でなければ、このアイスキャンデーの固さは維持できないと思うんだよなぁ。
ここ、桑原冷凍機工業所だからこそ、ここまで凍りきった状態を保てるんだと思うんだけど。
僕だって、いい冷凍庫がうちにあって、輸送の問題もなければ、ここのアイスキャンデーを1年分買い置きしたいさ。
そうすれば営業期間外でも1年じゅう味わえる。
でもきっとそうじゃなくて、夏季の限られた期間に開くお店に夏がくるたび行って、そこで数本のアイスキャンデーをかじる……。
これがいいんだろうなぁ。
この日はお元気なおばあちゃんにもお会いできた。
ずっとずっとお元気で、ご家族もお元気で、いつまでもこのお店でみんなの夏に彩りを添えていってください。
ありがとう、桑原冷凍機工業所 a.k.a. 桑原冷菓店!
3度目のときは松本城見学にも行ったよ!
「第2次松本冷菓隊」のみんなで松本城の見学にも行きました。
地元とはいえ、松本城をじっくり見たのはかなり昔のこと。
天守内がどうだったか、まるで記憶になくなっていたのでいい機会です。
地元なんだから少しは知らなくちゃいけませんね。
天守内観覧の列に並ぶ。 天守内から見下ろす本丸庭園や松本市街。松本城天守及び月見櫓、太鼓門の塗装部分の塗替え工事を実施いたします。
この工事は、松本城の保全を目的として、毎年秋に実施しているものです。
なお、塗装部分を保護するために白いシートで覆う期間があります。
期間中はご迷惑をおかけいたしますが、皆さまのご理解、ご協力をお願い申しあげます。
天守内は狭く急な階段。(階段の数:約140段、階段の最大斜度:約61度)
運動不足の老体にはほんとにツラいものがございました。
これは今のぼっておいて良かった。もうたぶんこの先は体がついていかないと思います。
大天守6階の天井にありました。
案内所みたいなとこにあった小物たち。 スタンプ押してきた。二十六夜神
元和3年(1617)松本に入封した戸田氏がまつったとされています。
月齢26日の月を拝む信仰で、戸田氏は毎月3石3斗3升3合3勺(約500キログラム)の米を炊いて供えたといわれています。
関東地方に盛んだった月待信仰が持ちこまれたものと解されています。(大天守 | 国宝 松本城より)
はじめはこの「蕎麦倶楽部 佐々木」に行ったんだけど休みだった。
これ以降、この状態(店に行ったけどやってない)を「倶楽部状態」と呼んだ。
倶楽部状態の近くには松本山雅FCの聖地『喫茶山雅』があった。 山雅へのメッセージが書かれたボード。 次の蕎麦屋に向かう途中、ナワテ横丁があった。ここは数件の飲食店が点在する小さな横丁。
なんといっても「ファミリーパブ」の文字に惹かれる。
「ファミリー」と「パブ」という、およそ相性が良いとは言えないであろう言葉を無理やりくっつけるところに、ナワテ横丁の真髄を見た気がする。 よく分からん。
けっきょくこの店に入った。「彩食美酒 ふじ美蔵」 まずは乾杯! とにかく乾杯!お疲れさま! 松本城の階段!
お蕎麦も天ぷらも美味しゅうございました。ごちそうさま。
松本市美術館にも行って草間彌生の水玉にゾワゾワしてきたよ!
松本が生んだ偉大なるアーティストだから、もちろん敬意は抱いているんだけど、トライポフォビアの気(け)がある者にとっては少々キツい。 「江ノ島浮世絵の世界」も観たよ!
夜は馬肉料理「新三よし」に行ったよ!
夜は宴会。念願の桑原冷凍機工業所に来られたことを祝い、松本城の階段での苦行を労い、馬肉料理のお店で打ち上げることにしました。 店内がとにかく凝っている。
調度品や装飾品のクセが強い。
店員さんのクセも強くなければいいが……。 まずは乾杯とにかく乾杯。
今日は1日お疲れさまでした。 とにもかくにも馬刺し。
「さくら刺三種盛」をいただきます。
赤身と霜降りとたてがみ。 お皿には誇らしげに「創業明治三十二年」の文字。
明治32年といえば、東京 - 大阪間で長距離電話が開通した年だそうだ。
きっと、まだまだこのお店に電話予約を入れることはできなかっただろう。
みんなわざわざお店まで出向いて予約しなければならなかったのか。
わざわざお店まで行ったのにお休みだった、すなわち “倶楽部状態” なこともあっただろうに……と、苦労が偲ばれる。
先人の苦労を偲びつつ、さくら刺をいただきます。 「野沢菜辛味炒め天ぷら」 タコとキュウリの和え物。 「ネギ焼き味噌」 「わさびのおひたし」 「海藻サラダ」 「若鶏唐揚げ ピリ辛南蛮酢」 「パリッとカルビ煎餅」カルビを極薄くなるまで叩き、塩・胡椒で味つけし、片栗粉をまぶして揚げた逸品。
ビールにピッタリ! って書いてあったけど日本酒でいただいたよ! 逆らってごめん!
桑原さんのアイスキャンデーを3回も食べに行けた夏。
松本城の天守内を見学できて階段に疲労困憊した夏。
せっかく行った蕎麦屋が倶楽部状態だった夏。
松本市美術館に行って草間彌生のアートに怯えた夏。
創業明治三十二年の美味しい馬肉料理に舌ドラムを打った夏。
……そんな夏が、そして平成最後の夏が、幕を閉じました。
桑原さん、ありがとう。
冷菓隊に参加してくださった皆さん、ありがとう。
思い出深い夏を、どうもありがとう。
来年の夏のために、生きよう。
―― へのコメント。