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2018年08月23日(木曜日)

カメラを止めるな! 観た!面白かった! なのに原案・原作騒動が残念

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前略

「彼らを泊めるな!」

の館長です。

カメラを止めるな!
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お盆に子供や孫たちが里帰りしてくるのは嬉しいんだけど、帰ったあとは家の中が嵐が過ぎ去ったあとみたいに荒れていて困る……なんてことを愚痴る近所のおばさんがいたんですよ。

だから僕はすかさず「彼らを泊めるな!」って言ってあげたんです。

もちろん、いま流行りの『カメラを止めるな!』にかけて。

でもまったく伝わりませんでした。

伝わらないどころか、「そこまで言わんでいい」って言われちゃいましたよ。

さらには、「そこまで言う権利はあなたには無い」「そこまで言う著作権はあなたには無い」って言われちゃいましたよ。(これは嘘)


なんだかいろいろと、シオシオのパー。(←今度はこれがヤングに伝わらない)

 

『カメラを止めるな!』を観て感激してたのに水を差す騒動がとても残念だ


僕が外に映画を観に行くなんて、かなり珍しいことなのですよ。

映画館の空間は大好きだけど、1人でも変な人がいたらすべてが台無しになっちゃうじゃないですか。

鼻息の荒い人とか、笑うタイミングがズレてる人とか、いちいち相槌を打つ人とか……。
ま、全部僕のことなんですけどね。

それになんといっても、自宅で誰に気兼ねなくケツを掻きながら鼻をほじりながら観たいのですよ。

そんな “映画不精” な僕をも駆り立てたのが『カメラを止めるな!』なんです。


そもそもは、


現在公開中の『カメラを止めるな!』という低予算映画があるんだけど、ここ10年で一番面白い日本映画だ(当たり前だけど俺個人の基準でね)。

ここ10年で一番面白い日本映画『カメラを止めるな!』 - 破壊屋ブログより)


このブログを読んだがために、どうにも観ずにはいられなくなってしまったのでした。


とにかく『カメラを止めるな!』を観に行った

カメラを止めるな!
上田慎一郎監督の奥さん、ふくだみゆきさんが監督した短編アニメ『こんぷれっくす×コンプレックス』も同時上映されて、さらに、上田慎一郎監督のアフタートークまであるということで猛烈に期待が高まったけど、その回はすでに満席。
それは当然予想してたけど。

仕方ないので、同時上映もアフタートークも無い別の回にしたけど、同じ料金だったらあまりに不公平じゃん! って思ってたら、別の映画が1,000円で観られる割引券をくれた。

つまり、お茶を濁された。

僕は別の映画をお安く観たいわけじゃないんだから。

やっぱり圧倒的に不公平だ。
『カメラを止めるな!』を観る前から、こちとら「不満を止めるな!」状態だ。


カメラを止めるな!
当日、やっぱり並んでたよ。

カメラを止めるな!
この日はどこかのテレビ局が上田慎一郎監督に密着してるようで、 “TVカメラ(←意味不明)” が会場に入るとのこと。

画面に映り込む可能性があるから、イヤな人は払い戻せとおっしゃる。

むしろ映り込ませてくれ!

……というわけで。

映画、面白かった。 ほんとに面白かった。

あちこちでもうとっくにネタバレしてるけど、これ以上は言わずにおくよ。面白かった。


で、帰ってきて、これ見て、感激もひとしお。

上田慎一郎監督のお父さんが書いた日記。


とりわけこのくだりには泣けました。よかったね、みんな。

慎一郎、毎日お母さんのラインが止まらない
よかったね!さゆりさん!シンちゃん夢が叶って
テレビ出てた上田監督ってシンちゃん!!?
止まらないんだラインが
ラインの数だけお母さんの今までの想いがあるんだ
今回のカメラを止めるなのチラシをこんな田舎で配ってた
東京の小さな映画館2館でしか上映してないのに
東京にお知り合いがおられたら見せてください
私の息子が映画をつくったんです、お願いします
頭を下げて、頭を下げて

お父さんは恥ずかしくてそんなことできなかった
お前の短編映画の時もポストカードの時も
いつもいつもお母さんだけは面白いと褒めてくれたろう
いつまでも止まらないラインの数は「愛」の数なんだ

※スクリーンショット

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『カメラを止めるな!』にパクリ騒動勃発

『カメラを止めるな!』にパクリ騒動勃発
告発した和田亮一氏も「パクリ」とまでは言ってないのに、この見出しはやり過ぎ。

■ 映画「カメラを止めるな!」について|rookey|note

映画「カメラを止めるな!」について|rookey|note映画【カメラを止めるな!】について もう知っている方も多いですが、 今、「カメラを止めるな!」という映画が、ものすごくたくさんの人見られて、日本映画の歴史を塗り替えようとしています。 元ネタは、僕が2011年?2014年までやっていた劇団PEACEの舞台「GHOST IN THE BOX!」です。 監督がその舞台にインスパイアされ、「原作なしのオリジナルストーリー」として作り上げられたのが映画「カメラを止めるな!」と言わています。 この話はとても長くなりますし、本当はあんまり書きたくもありません。 ただ、今日発売の週間FLASHに記事として僕が話したことが掲載されています。

※スクリーンショット(1)

※スクリーンショット(2)

イメージ
和田亮一氏主宰の劇団PEACEの舞台「GHOST IN THE BOX!」に酷似だそう。


「映画」と「舞台」の類似点はどこ?

「映画」と「舞台」の類似点
基本構造が一緒だと。

「映画」と「舞台」の類似点
自分たちの劇団の作品を基に作ったということはすごく分かった。
「映画」と「舞台」の類似点
「映画」と「舞台」の類似点はどこか?
「映画」と「舞台」の類似点
和田亮一氏いわく「具体的にいうと、最初のシーンはまんま一緒」
「映画」と「舞台」の類似点
「舞台」のほうの冒頭。
女優が何者かに襲われ、悲鳴を上げる。
「映画」と「舞台」の類似点
そこで監督から「カット!」の声がかかる。
「映画」と「舞台」の類似点
この、“女性が襲われ、「カット」の声がかかる” という冒頭がまさに類似。
「映画」と「舞台」の類似点
「舞台」は廃墟で演技が行なわれる。
「映画」と「舞台」の類似点
映画『カメラを止めるな!』も廃墟が撮影場所。
「映画」と「舞台」の類似点
さらに、その廃墟ではかつて旧日本軍による人体実験が行われていたという設定も類似。
「映画」と「舞台」の類似点
「舞台」では、スタッフや役者が次々と殺される。
「映画」と「舞台」の類似点
「映画」では、スタッフや役者が次々とゾンビ化。
「映画」と「舞台」の類似点
作品の “キモ” であるどんでん返しも同じ構成だと。


類似点まとめ

「映画」と「舞台」の類似点

「映画」と「舞台」の類似点
「映画」と「舞台」の類似点
「映画」と「舞台」で、完全に一致しているのはこの「カメラは止めない!」という、作品の中核的セリフ。


映画に対する和田氏の態度にも齟齬が見られる印象

和田氏の態度にも齟齬が見られる
和田氏も、最初に映画を観たときには、すごくうれしくて……

和田氏の態度にも齟齬が見られる
SNSにうれしかった旨を投稿。
和田氏の態度にも齟齬が見られる
和田氏の投稿


このときの投稿では、


もちろん全然別物にはなっていたけど

と、自ら「全然別物」であることを認めているのに……なぜ?


和田氏の態度にも齟齬が見られる
最初の頃はエンドロールにクレジットが無かったようだ。

和田氏の態度にも齟齬が見られる
その後、拡大上映されるのを機に、劇団名と和田氏の名前をクレジットに入れた。
和田氏の態度にも齟齬が見られる
でも、和田氏にしてみれば「原案」なんてクレジットは屁の突っ張りにもならないようで、「原作」が和田氏であることを明記してほしいという主張。

当初、エンドロールにクレジットが無いことが気になり、その後クレジットが入ったら、今度は「原作」という表記を欲しがる――。

なんとなく主張に一貫性が感じられないと思ってしまうけど、それは僕の極めて個人的な感想です。


映画会社側のコメント

映画会社側のコメント

映画会社側のコメント

映画会社側のコメント


和田氏と映画側の主張の違い

和田氏と映画側の主張の違い
映画側は、和田氏の作品はあくまでも「原案」
和田氏は、自分の舞台が何がなんでも「原作」


では、原案と原作ではどんな違いがあるのか?

原案と原作ではどんな違いがあるのか?
たいした違いじゃないと思ってたら大まちがい!
「案」と「作」、一字違いで大違い。

「感謝のみ」が特に効き目がありますね!

和田氏は「カネの問題じゃない」って言ってるんだから、「感謝のみ」でいいんじゃないのかな?

そしてその「感謝のみ」は、「スペシャルサンクス」というクレジットで果たされてるんだし……。


それじゃ足りないということは、やっぱり「カネの問題じゃない……わけじゃない」からなのではないのかな?

ここまで書いてくると、僕が明らかに上田慎一郎派のように見えるだろうけど、まぁ、そう見られても仕方ないか。

現に僕が観たのも感激したのも、和田氏の舞台ではなく上田監督の映画なのだから。


それに申し訳ないけど、和田氏という人をどこか信用できない僕がいるのは確かで。

こんなツイートもされてたりして。


なにより、もし盗作やらパクリをしてるんなら、それっぽいことはとことん隠すだろうけど、上田監督は最初っから舞台がきっかけだってこと、少しも隠してないどころかはっきりとパンフや投稿に書いたり言ったりしてるし。

上田慎一郎監督Twitter

もっとも、クレジットは最初からすべきだったとは思うし、ことさら「オリジナル作品」だと声高に言わなくてもいいという気はする。
完全なオリジナルと言いつつ「原案」の存在を認めるのもなんだか矛盾してるような感じもするから。

でも、この映画が面白いことは事実なんだし、その結果多くの人に支持されたのも紛れもない事実。

和田氏ご本人がおっしゃるとおり、


3年間で3000人!っていう目標達成できなくて解散したぼくたちの作った作品が、形を変えてその何倍もの人に見られている。

映画「カメラを止めるな!」について|rookey|noteより)


酷似したアイデアをもとにした作品が、舞台と映画とでこれほどの差がついてしまうのなら、それはもう、完全に別の作品ということではないのかな。
ここはやはり「原案」が妥当であって、「原作」とするのは飛躍してるように感じる。

舞台の何倍もこの映画がウケたのは、やっぱり構成やアイデアだけでは、作品としての面白さは出せないということじゃないかと。
それ以外の部分、キャラクターの性格やらセリフやら、要するに前述した “「類似点とされる部分」じゃない部分” そういうものが大切なんじゃないか……などと、分かったような口をきいてごめんください。以後気をつけますから気をつけてください。


和田氏の書いてることを見ますと、和田氏はご自分が「命をかけていた」劇団を解散せざるを得なくなったことからくる “怨嗟” みたいなものが非常に強いように見受けられます。

それを晴らすのも自由ですし、映画製作側と交渉するのも自由ですけど、そういうことは見えないところでやってほしかった。
今ここでの『カメラを止めるな!』の盛り上がりに水を差すようなことはしないでもらいたかったです。

この騒動で、映画の “キモ” である部分が一気にネタバレしちゃったじゃないですか。

ネタバレの問題だけじゃなく、やはりこんな騒動があると観るのをやめる人だって少なからず出てくるでしょう。

それって、クレジットされてる和田氏や劇団にとってもメリットがないと思うんですが。


作品が面白いということだけでなく、300万円の低予算で興行収入10億突破か、というロマンあふれる話もいいじゃないですか。

そんな勢いに冷や水を浴びせられたようなこの一件。

ただ映画を楽しみたい観客側には何の罪もないのに、なんで不愉快にさせられなきゃいけないんだってことをいちばん言いたい。
映画にしろ舞台にしろ、観客あってのものでしょうに。

和田氏がご自分の劇団の尊厳を守りたいって言うんでしたら、こっちだって映画への思いを邪魔されない尊厳を守りたい。

そりゃ著作権は大事ですし、もし本当に侵害されているのなら、それを守る権利を行使することも大事。

でも今回のはいろいろとおかしすぎるでしょう。

ご自分が命がけで劇団を主宰したことがあり、観客を増やそうと頑張った過去があるのなら、観てもらうことの大切さは誰よりも分かっているはず。

そんな人が、観る側の尊厳を踏みにじるようなことをするなんて、信じられない。
誰かに吹き込まれたのかな? とまで勘ぐってしまう。


僕は特に上田慎一郎監督に肩入れしてるわけではないのです。親戚でもないし知り合いでもない。まして恋仲でもないし。

『カメラを止めるな!』という映画が面白かったから、作品を支持したいだけです。

もろもろのゴタゴタは人間たちに任せて、作品は勢いを止めずにひとり歩きしていってほしいと思います。

ひで爺
カメラを止めるな! の勢いを止めるな!


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投稿者:館長 | カメラを止めるな! 観た!面白かった! なのに原案・原作騒動が残念
2018年08月23日(木曜日)
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