2017年12月05日(火曜日)
いけばな×百段階段2017で目を疑うような作品を見つけ僕も生けてみた(2/2ページ)
ここは2ページ目
のぼりきったあとは、くだるのが世の理。
そして、階段というものは下りのほうが恐ろしく危険であるのも世の理。
もしも落ちるようなことがあれば、百段ならば百段分のケガをしてしまうことでしょう。
気をつけなはれ!
特にお年寄りは危険。手すりにしっかりつかまったり、同伴者に補助してもらいましょう。
ここは「龍生派(りゅうせいは)」の作品を展示。 部屋を贅沢に使って展示しております。天井には前室に8面、本間に15面、合計23面の襖仕立ての鏡面に荒木十畝による四季の花鳥画が描かれています。 黒漆の螺鈿細工が随所に見られる重厚な造りの部屋です。
隅っこでいいから住まわせてくれないかな? 天井の素晴らしさも見るがいいわ!
ここは「古流松東会(こりゅうしょうとうかい)」の作品を展示。 なんだか分からない。観る者を圧倒する “何か”。 天井や欄間のみごとな装飾。室内はすべて純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられ、彩色木彫と日本画に囲まれた美しさは息を呑むほどの絢爛豪華さです。床柱は左右ともに巨大な檜で、精巧な彫刻 (中国の漁樵問答の一場面)が施されています。格天井には菊池華秋原図の四季草花図、欄間には尾竹竹坡原図の五節句が極彩色に浮彫されています。
この部屋が最も絢爛豪華ではないかと思う。 精巧な彫刻が施された巨大な檜の床柱。 これだけ部屋が華美だと、生け花作品がかすんでしまうのではないかと、素人の身としては思ってしまう。
こちらは「清風瓶華(せいふうへいか)」の作品を展示。格天井の秋田杉及び欄間には礒部草丘の四季草花絵、瑞雲に煙る松原の風景が描かれています。障子建具は非常に手の込んだ面腰組子です。
奥の間の床柱は黄檗丸洗。格天井の秋田杉には池上秀畝の鳳凰・舞鶴、欄間四方には小山大月の金箔押地秋草が描かれています。次の間の天井及び欄間は橋本静水等の画伯によるものです。
ここは「華道専正池坊(かどうせんしょういけのぼう)」の作品を展示。
これはちょっとゾワゾワっとした。さるのこしかけを使っているそうな。 この部屋に限らず、とにかく扇子の絵柄が多い。
ここを借りて投扇興の例会をやったらピッタリだと思うんですが、いかがでしょう。
いったいいくらかかるのやら……? 廊下や階段の天井にも扇子がたくさん。 階段の途中にお手洗いがあるけど、開催期間中は使えないよ。
奥の間の床柱は北山杉天然絞丸太で、次の間の床柱は槇出節、両室とも格天井及び欄間いっぱいに板倉星光の四季草花が描かれています。
ここは「松風花道会(しょうふうかどうかい)」の作品を展示。
ほぼ一間を使った大きな作品は圧巻。
美人画の大家、鏑木清方が愛着をもって造った落ち着いた静かな茶室風の室です。特に奥の間の床柱は径一尺五寸の北山杉の天然総絞丸太でこのような逸材は今日、市場でもなかなか見出せないものです。廻り廊下の北山丸太を扱った化粧軒、障子建具、組子など、細心の造りです。扇面形杉柾板に四季草花、欄間の四季風俗美人画ともに 清方の筆です。
ここは「古流松線会(こりゅうしょうせんかい)」の作品を展示。
美人画の大家・鏑木清方の筆による欄間のべっぴんさんがいいですね。◆
――これで7つすべての部屋を観て回りました。
作品は以上がすべてではありません。
単に僕の好みと足腰の都合でピックアップしました。
(どんだけ足腰次第なんだよ)
さて……
すべての作品の中で最も印象に残った作品……
それは同時に、“最も目を疑うような作品” だったのですが……
鍋に入れるといいやつだよね?
もうね、僕は完全にインスパイアされちゃいましたよ!!
すぐさま家に帰って取りかかりました。
生けるのです!
“生けメン” になるのです!!
キャベツの皮、1枚1枚に生命の重なりを感じるよね? よね? 次はブロッコリーだ!
ブロッコリーのブツブツの集合体が、あたかも地球上の生命体のように感じるよね? よね?
そして最後に、ネギ!!先の白菜を鍋にするんだったら、ネギは絶対に欠かせないと感じるよね? よね?
どうしよう。創作意欲が止まらない。
あふれ出る生け花の才能が止まらない。
アイ キャント ストップ ザ 才能!
誰か たすけて 才能が止まらない♪
「華道ベジタブ流」創設だな。
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