僕も “小渕優子ワイン” で乾杯してみた

前略

戦時中とは違って今は、「欲しがりません 欲しくないから！」ですね！

の館長です。

先週ごろから、夜中になると押し入れから妙な音がするんです。

最初は気のせいかな？　と思ってたんですが、どうもそうじゃない。

確かに音がする。というか声がするんです。

やだなぁ〜、怖いなぁ〜、って思って、聞かないふりをしてたんですが、それじゃラチがあかない。

どうしようかなぁ〜、まいったなぁ〜、って、恐る恐る押し入れの戸を開けに行ったんです。

てっきり、「助けて〜　助けて〜」って言ってるのかと思ったら、その声は、

「ぎちょーーーーーーーーっ！」

だったんですよ。

で、勇気を出して開けてみると、そこには家宝のホッピーずた袋。

袋を開けてみると、なな、なんと、うちにもあの「小渕優子ワイン」があったではありませんか！！

これが夜な夜な「ぎちょーーーーーーーーっ！」って言ってたんですね！

有権者に贈られたという、このワインが、まさかうちにもあったなんて……！

……とかなんとか。

ここまで僕のヨタ話に付き合っていただき恐縮です。

小渕っつぁん一家とは縁もゆかりも無い我が家に、「小渕ワイン」があるわけがないのです。

本物をマネしてこんなラベルを作ってみました。

誕生日プレゼントをくださった方々にお返しを考えたのですが、もはや何を差し上げたらいいのか……出尽くした感があって困ってしまって……。

みな、お酒好きとはいえ、中途半端なお酒を贈ったって、荷物になるだけ。

そこで、このような冗談で逃げようと考えたわけなのです。

不器用なので、こういうのカットするのがとても苦手。

おまけに四隅のトンボを消しちゃってたよ。

1枚切り抜くのにエネルギー使い果たした。

こういうときいつも思うのは、「やるんじゃなかった」――。

ワインボトルに貼り付けます。

丁寧にそっと、ときに激しく(嘘)、ティッシュでこすって密着させます。真綿で首を絞めるように(←悪い意味じゃん！)。

右にある青いキャップのは、スティック型の湿布薬でした。

てっきり、スティックのりかと思った。

そんなこんなで、完成です！

どうせなら、お父様に発表していただきましょう。

で、先日、集まりがあったので持っていったんです。

でも、肝心の差し上げるべき方々が、その日に限って示し合わせたように来ないのです。

たぶん、示し合わせたんです。こんなものもらっても困ると。

他に誰か要りませんか？　と聞いてみても、誰も欲しがらない（当たり前だ）。

仕方ないからそのまま持ち帰って、1人で乾杯！　ですよ。

「優しさ輝く日本の未来」のコピーも虚しく、僕の上には優しさは輝きませんでした。(泣)

それに僕は赤ワインは大好きだけど、白ワインは苦手なんですよぉ。

なんと言いますか、そこはかとなく日本の未来を憂うべき味がしました。

【本日の総括】

・誰も欲しがらないものは作ってはいけない。

・最悪、自分だけでも喜べるものを作るべし。

・贈る相手が来るかどうか事前に確認すべし。

以上、別に今さら気をつけなくても、常識として身につけているべきことばかりでした。

バハハーイ♪

（まだあと2本もあるよぉ……誰か飲んでくれないかなあ？ 笑）