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2015年05月08日(金曜日)

高崎山自然動物園サルの名「シャーロット」に結局決定に思うこと

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前略

このうえ、サルのシャーロットがケガでもして “エリザベス” カラーなんかした日にゃ、いったいどうなるの!?

の館長です。

高崎山動物園サルの名「シャーロット」
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えらい騒ぎになったもんですなぁ。

僕は当初、こんなに問題になるとは思っていませんでした。

見通しが甘かったなぁ……。反省します。(してどうする)




高崎山自然動物園 サル第1号赤ちゃん命名問題

今日までの騒動の経緯

高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
その年の出来事にちなんだ名前、というのが慣例みたくなっていたんですね。

日本国内の出来事にしたらこんな騒ぎにはならなかったでしょうに……。

高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
木本リーダーは命名当初、とても嬉しそうに笑顔でインタビューに答えました。
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
期待ふくらむ木本リーダー。いい顔してます。
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
ところが苦情が殺到。

動物園の方々が苦情に対応する姿はけっこう痛々しかった。

高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
苦情殺到の結果、「シャーロット」は白紙に戻ることに。
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
かわいそうなのは木本リーダー。

今度は一転して憔悴しきった表情でインタビューに答えます。

高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
木本リーダーのせいなんかじゃないんだ!

木本リーダーは「シャーロット(この時点では仮称)」を慈しみ育てているだけなんだ!

高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
当の英国王室はさすが懐が深い。
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
お二人とも傷ついてはいない、と。

「傷ついていません」とわざわざ言うということは、傷つくような案件とも言えるんじゃないかと思ったり……。

高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
要するに、勝手にしろ、と。

「自由だけど、ここまで問題になったのに、まさか『シャーロット』とは名付けないよな?」と言いたげ(に思ったのは僕だけということで)。

高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
そんなわけで、結局は「シャーロット」のままということに。
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
騒動の経緯。 罪なシャーロットだぜ。

よもやの大分市役所での「猿の命名に関する」記者会見

高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
1.「シャーロット」に応募した人たちは、お祝いの気持ちから応募したと思うので、その人たちの気持ちを尊重すること。

2.英国王室からは特段の指摘もないこと。

……以上を踏まえ、サルの赤ちゃんの名前は「シャーロット」に。

高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
「シャーロット」を支持した人々は、NHK連続テレビ小説『マッサン』でヒロインの亀山エリー役を演じたシャーロット・ケイト・フォックスにもちなんだとのこと。
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
それに英国王室赤ちゃん誕生が重なって反響が大きくなった、と。
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題
高崎山動物園サル第1号赤ちゃん命名問題

なんといいますか、いろいろとやっかいなもんですねぇ。


でもどうやら苦情も落ち着いたようでして……。

■ (cache) シャーロット騒動、賛成の電話増加 「王室がいいなら」:朝日新聞デジタル

リンク先サムネイル8日午前には電話だけで数十件の声が寄せられた。「王室がいいと言うなら、気にしなくていいのでは」などの意見が多いという。

今度は「王室がいいなら気にしなくていい」ときたもんだ。




僕もちょっとだけこのブログ記事のようなことを思ってしまった。

■ 「○○に失礼だ」って怒る人は理解できんでもないけど、だるい、くそだるい、だるすぎて死にそう - K Diary

リンク先サムネイルアホとかバカとかそういうことではなくて、くっそだるいなあ、と思う。全く理解ができないってわけでもないけれど。

「失礼」を被った本人が怒り出すのならごもっともな話なんだけど、第三者が「この人に失礼じゃないか!」などと怒るのは、ちょっと素直に受け止められない自分がいます。


ただ、今回はこんな大ごとになってしまい、英国王室はもちろん、世界にも知られるところとなった以上、


・サルに「シャーロット」と命名しようとした。

   ↓

・「英国王室に失礼だ!」と苦情が殺到した。


……という流れは、対外的には大切なことになったと言えるかもしれません。


少なくとも、「こんな命名を失礼と感じる日本人は一人もいないのか!」と、英国はじめ外国の人々に思われることはなくなりますから。




でも、「サルに英国王室の赤ちゃんと同じ名前を付ける」ということが、はたして失礼なことなのかは、僕にはよく分からないのです。

有名人や偉人にあやかってペットなどの名付けをするということはよくあるだろうし、けっして責められるものでもないと思いますし。


もしかして、サルだから問題になるのでしょうか?

これがホワイトタイガーの赤ちゃんだったらどうだったんでしょう?

もし「サルだから」ならば、ずいぶんサルに失礼な話ですな。人間の「驕り」まで見えてきますな。


いずれにせよ、今回の場合、動物園側はなにもこのタイミングでそんな“危険”を冒さなくてもよかったのでは、とは思います。

「その年の出来事にちなんだ名前」を付けるというのなら、そして朝ドラ『マッサン』にもちなみたいというのなら、それこそ「亀山エリー」の「エリー」でいいじゃないか!


とか思ったら、「エリー」は「エリザベス」の愛称でもあるらしい……。


結局は英国王室に関わってしまう恐れの多い今回の命名――。


無難に日本名にしましょうよ!

今やってる朝ドラでいいじゃないっすか。

「まれ」ですよ、「まれ」。


「まれ」に決定!(僕の中で)

ひで爺
朝ドラにちなみすぎ!


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投稿者:館長 | 高崎山自然動物園サルの名「シャーロット」に結局決定に思うこと
2015年05月08日(金曜日)
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