ここは2020年までの倉庫とします。
新しいブログは下記です。どうかひとつよろしくお願いします。
『がらくたチップス』
https://garakuta-chips.com
(変なこと書いてるブログ)
『がらくたクリップ』
http://garakuta-clip.com
(変な画像が中心のブログ)
一生一度は来てくれや♪(古いな)
ついでに画像ネタブログ「がらくたクリップ」も見てくださると僕と妻が喜びますよ。妻いないけど
人を変えてしまう「ピック病」が怖い。
前略
せめて自分のままで死にたいですよ。 の館長です。
いろんな病気で人は死んでしまうけど、認知症などの「自分が自分でなくなる」ような病気は本当にむごいと思います。
どんな病気だってイヤですけど、もし死んでしまうとしても、せめて自分のまま、自分が好きな人たちを認識しながら、死んでいきたい。
僕のおばあちゃんも最後のほうはボケてしまって、おばあちゃんがおばあちゃんじゃない。でもおばあちゃん。
おばあちゃんじゃない時のおばあちゃんにツラく当たったりしてしまって、そんな自分もとことんイヤになる。
一生懸命まじめに生きてきたおばあちゃんなのに、最後にこんな目に遭わせる神様仏様を恨んだ。
悪いことなんか何一つしてこなかったおばあちゃんが、自分の意識の外で、人に疎まれたり叱責されたりしてしまう。
どうしてそんな目に遭わなきゃならないのか。
そんなんじゃなく、愛され、尊敬されたまま、そしてそれを自覚しながら死んでいけるはずだったのに……。
よく「尊厳」という言葉を聞くけど、ほんと、最後に「尊厳」だけは奪わないでもらいたいな。
老いるのもしょうがない。 病気になるのもしょうがない。 でも「尊厳」だけは残すくらいの優しさを、僕は神様に求めたい。
■ 健康長寿ネット−ピック病 【人格障害、情緒障害、浪費、過食・異食、徘徊など】
認知症も発症する人生の時期によって初老期認知症(初老期とは歴年齢上の定義は40〜60歳代、40歳で「老」とつけられるのもドキッとします)・老年期認知症とおおまかに分かれます。65歳が便宜的境目です。 前者の代表疾患がピック病であり、原因不明の大脳萎縮性疾患です。初老期認知症ということでは、かつては若年性アルツハイマー病とよく比較されました。 ...救いがないじゃないですか。治療法は今のところなく、介護が中心となっているのが現状です。落ち着きのなさ、多動、徘徊などに対し抗精神病薬を対症療法として使うことがあります。
場合によっては精神病院入院を余儀なくされることもあります。
「介護が中心」って、やはり周りの人間もかなり消耗してしまいます。
■ 病気のせいで痴漢行為も 「ピック病」は人を変える
呉服店を妻と営んでいた干場功さん(73)は、あるとき突然、常連客からこう聞かれ、戸惑った。「新しい人雇ったの?」 妻・美子さんの電話応対が乱暴だったせいで誤解されたのだ。 ...記憶障害ももちろん悲惨ですけど、人格障害はやはり「その人がその人でなくなる」のが本当に可哀想なことだと思います。一般的な認知症の主な症状が物忘れなど「記憶障害」なのに対し、ピック病は「人格障害」が目立ち、美子さんのように言語障害を伴うケースも多い。
「自分の知っている妻」ではなくなった妻を、面倒みていくことの心身の負担って、いかばかりか……。
■ 働き盛りが「なぜ、そんなことを?」 あ然とする行為の原因は「ピック病」かもしれない : J-CASTニュース
お盆休みの最中、松山市内のホテルで朝食のバイキングを「食い逃げ」した愛媛大学の40歳の女性准教授のニュースに「なんで、また?」と思った人は多いに違いない。暑さのせい? いや、事件は高齢者が発症するアルツハイマーとは異なる、若年性認知症の一つが原因ではないかという指摘も出ている。 ...この事件は記憶に新しいですね。お盆休みの最中、松山市内のホテルで朝食のバイキングを「食い逃げ」した愛媛大学の40歳の女性准教授のニュースに「なんで、また?」と思った人は多いに違いない。暑さのせい?准教授の社会的地位や年齢を考えれば、食い逃げや建造物侵入という行為はふつうにはあり得ないことだろう。そこでクローズアップされているのが、若年性認知症の「ピック病」だ。
お金も地位もある准教授が、バイキングの食い逃げなんてするわけがない、と思いましたが、ピック病だとすれば、辻褄が合うのかもしれません。
この言葉にこの方の真面目さがものすごく出ていますね。「病気が万引きをさせたといっても許されるわけではない」。 ただ、一生懸命働いてきた人生を懲戒免職という形で終わらせたくない。
病気がさせたんだからしょうがない、と思ってもいい、と僕は思ってしまうのに。
自分の意識の及ばぬところで晩節を汚すようなことになるのはあんまりです。
人には天寿があって、それに抗うことはできないと思います。
中には若くして亡くなってしまう人もいるでしょうけど、天寿を精一杯生きれば良いのだと。
ただ、その天寿が長かろうが短かろうが、自分のままで死にたいです。これはそんなに贅沢なことなんでしょうか。
人類に治せない病気があっても仕方ないですが、この類いの病気だけは、なんとか治せる日が来ますようにと、切に願うのです。
来ると信じよう。
―― へのコメント。