白文帳がほぼ長野県だけのものだと知ってショックです

前略

長野県民の白文帳には「信濃の国」の歌詞が書いてある――とかいうデマを流すのはやめてね！

の館長です。

先日、久しぶりに「ナニコレ珍百景」を観たんです。

この番組は、「これは珍百景に登録すべき」というネタを、野暮な「認定委員（珍定委員）」がボツにすることが続き、頭にきて観るのをやめていたんですが、そろそろ委員の連中も改心したかな、と思ったので観てやりました。（←偉そう）

そしたら、ビックリしました。

「白文帳（はくぶんちょう）」が、ほぼ長野県でしか使われていないものだったなんて……。

今の今まで、当たり前に全国区のものだと思ってました。

白文帳が長野県で考案され主に長野県だけで使われてきたという事実に驚愕

最初僕は「県民手帳」のことかな？　と思いました。まさか白文帳が出てくるとは……。
長野県全域で見られる珍百景、ということで紹介。
そうそう、おじさんもだよ。
うんうん、おじさんもだよ。
いや、全国の中学校で当たり前だと信じてたってば。
よほどのことがない限り、毎日集めます。
長野県以外の人にとっての“珍百景”的なその光景とは……。
白文帳？

そうです、白文帳。

そうは言っても、久々に見たよ、白文帳のお姿。

懐かしいな〜。

当時は小さいなんて感じなかったけどね。
ノートの中身は……
当時はマス目が多すぎるな〜、と思ったものです。
ここに漢字をびっしり書くわけです。
そう、白文帳は漢字練習帳なのです。
長野県の中学校では、漢字練習帳が白文帳――。

こんな僕にとって当たり前のことが“珍百景”だったなんて……。

他の中学校に行ったって同じことだよ！ ほら、常備品であり必需品だからね！ この白文帳、作っている文運堂は東京の会社だそうで。 会社の人いわく「長野県に95％出荷」。

長野の中学生がこの会社を支えているといっても過言ではない。

この藤田さんの家族も、僕らが養ってあげた。（←偉そう）

約80年前に長野県の先生が考案し、以来、伝統的に漢字書き取り用として使われてきた。 そう、1日1ページやらされたなぁ。

僕はそのうちこの白文帳に自作の物語を書くようになりました。いけないことだけど。

ある日、授業が終わったあとにみんなの前で先生に読み上げられ、ちょっとだけ好評を博したので連載することになったのは、いい思い出でもあり、締め切りに追われたイヤな思い出でもあり……。

僕とは違って偉い中学生！
そういう使いみちがあったのね！

ここでお近くの県、石川県の中学生に聞いてみる。 白文帳は知ってますか？

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