【モスバーガー】「モスのぬれバーガーナポリタン風味」はこうして食べようか

前略

ハンバーガーとかけて、恋人ととく、その心は？

どちらも街角で濡れています。

の館長です。

TwitterのTLに「モスバーガーで今日から数量限定の『ぬれバーガー』が販売開始！」などと流れてきました。

今日のお昼は軽くしておこう、と思っていたので、これは渡りに船か渡に哲也！

さっそく、現代のアーバンライフを生きるビジネスパーソン然としてスマホをサクサク使いこなし（たふりをし）て、最寄りのモスバーガーを探したのです。

うちから最寄りの店は大山なのかもしれないけど、今日はなんとなく “志村気分” だったので、志村坂上店に行きました。

ここへ来るのは初めて。なんだかすっごくドキドキしもす。 とりあえず店前のメニューを見てみたけど、「ぬれバーガー」の「れ」の字も書いてない。

周りを見回してみても、まったく「ぬれバーガー」については触れられていない！

本当に売り始めているのか不安になってきたけど、思いきって入ってみた。

もし売ってなかったら、濡れてないバーガーでも食べていけばいいや！　と覚悟を決めて……。

すると、レジのところにようやく1枚だけ「ぬれバーガー」のお知らせが！ 僕ははにかみながら（はにかむなよ）「ぬれバーガーください！　あとアイスコーヒーもください」と、わりと元気よく注文しました。 注文しただけでひと仕事終えたような安堵に包まれ、席について店内を眺める余裕が出てきた。 なかなかオシャレな店内だ。

「意識高い系」の人たちが好みそう。僕にとっては「敷居高い系」だけど。

店内には初老の男性と僕だけだ。

まぁ、僕も「初老の男性」だから、要するに初老の男性が二人ということだけどね。悪かったね。

女子が好むカフェには必ず黒板が置いてあるよね。ここでは何が書いてあるのだろう？ 今日の野菜情報だよ。スゴいね。モスでももう当たり前のようにこういうことしてるんですね。

でもたぶん、今から僕が食べようとしている「ぬれバーガー」には、レタスもトマト（ソース以外）もキャベツも入っていない気がする……。

伊藤さん、東野さん、阿部さんに合わせる顔がない。

Wi-Fiも使えるって！

でも、「Wi-Fiつかえます」とか言っといて、てんで使えないところも多いからダマされないぞ！

疑ってごめん。ここは確かに使える。

docomoもauも使えるみたいだよ。

レジ上のメニューはこの3種類だけ。潔いね。

「リッチモスチーズバーガー」ってやつを食べてみたいけど、今日はあくまでも「ぬれ」にこだわっているからね、ガマンガマン。

あ、でも、「リッチモスチーズバーガーを “ぬれ”で！」なんて注文できたらいいのにな。もっと言ったら「ぬれだく」とかも。

なぜかチキンがくっついていたよ。

なんだか僕のチキン野郎っぷりを見透かされているみたいで、余計におじけづいちゃったよ。

さて、バカなこと考えてるうちに登場しました、今日の主役「ぬれバーガー」さん！ ちらりと見えた、そのご尊顔。

早くも濡れておるようですぞ！

よいではないか！　とばかりにその全貌をあらわにすると、そこにはすでにヌレヌレのキミが。

ういやつじゃ。おもてを上げい！

中には四角いパティととろとろチーズ。

それはともかく、これ、このままでは実に食べにくい。

モスバーガー自体がそもそも手を汚さずに食べられたためしがないのですが、これはその上をいく。

そこで……

ジャーン！　お食事応援セット〜！ このフォークとスプーンを使わせていただくことにしたのです。 これはいい！　すっごく捗る！！

本当はナイフとフォークがいいのかもしれないですけど、そこまでやると仰々しいと思うのです。
（すでに十分に仰々しいとは思うけど……）

でもね、ほんとに食べやすいの！

食べやすいということは、美味しいものがより美味しく感じられるということだと思うの！　どう？

ほら、あまりに食べやすいから、もう残り一切れになってしまった！

名残惜しいけど、パクっといきます！

ごちそうさまでした。大変美味しゅうございました。

初めて食べた「ぬれバーガー」、美味しかったです。

美味しいのですが、まぁ、パンごとトマトソースに浸さなくてもいいかな、なんて、その存在を全否定しかねないことを思ってしまった僕をお許しください。

パンの外側にソースがからまっているよりも、やはり内側にたっぷりと、パティにもたっぷりとからんでいたほうが、より美味しいのではないかと、僕は思うのです。僕が思うだけです。

それに、外側にソースがあることによって、かなり食べにくくなっている……。

「おやつ感覚で手軽にどうぞ！」と書いてありますけど、この扱いにくさはとても「手軽に」とはいかないんじゃないかなぁ？

でもお値段は280円とお手軽お気軽価格ですし、味は確かですので、試してみる価値は大いにありだと言えましょう。

ナイフ・フォークなど使える状況でいただけるのなら、まったく問題なく、美味しさ存分に楽しめることうけあい！

恥ずかしがらずに「お食事応援セット」をポシェットにそっと忍ばせてお出かけください。

さて……。

戦い終えて、あとはゆっくりコーヒーを飲んでくつろぎましょう。

あわてることはありません。

だって、店内には、僕と初老の男性の二人きりなんですから……。