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東京五輪エンブレム「組市松紋」に決定は平野敬子さん言うとおり出来レース?
前略
最後の手段は「エンブレムは心の中に…」作戦だ!
の館長です。
2020年東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムは、最終候補4案のうち、A案の「組市松紋」に決定しました。
2020年東京五輪・パラリンピックの公式エンブレム「組市松紋」に決定
作者は野老朝雄(ところ あさお)さん、46歳。
今回、この案に決まった驚きよりも、「野老」と書いて「ところ」と読むんだー! という驚きのほうが大きくなっちまいました。
野老朝雄さんの作品は大阪地下通路の床にも見られる
野老朝雄さんの作品は東京京橋の料亭でも見られる
野老朝雄さんの作品は新宿110ビルでも見られる
僕自身は、今回決定したエンブレムのデザイン、煮え切らない言い方ですが、好きでも嫌いでもなくて、きっとそのうち見慣れていくデザインではないかとは思っています。
このデザインの「渋さ」は、「地味すぎる」とも受け取る人も多いようで、このエンブレムが飾られた国立競技場はまるで葬式会場みたいだ、と揶揄する声もちらほら。
その「地味さ」を覆そうと、好きに彩色した例も見受けられました。
こうして見ますと、カラーのほうが華やかでオリンピックっぽいかな、と一瞬は思うんですが、やっぱりこれについては単色のほうが飽きがこないかもなぁ……という思いに落ち着きます。
とにかく、なにはともあれ、ようやく、こうしてエンブレムが決まったということ自体はめでたいことに違いありません。
ただ、どの事前調査を見ても、A案は最下位か3番目の人気だったのですが……。
それなのに、選考委員の投票ではぶっちぎりの第1位で選ばれたわけでして……。
この結果には、最終4候補にしぼられた直後から噂があったように、やはり「出来レース」だったんじゃないの? という声がTwitterなどでも多く聞かれます。
その真偽は僕らには分かるはずもないのですが、結果としては平野敬子さんの言ったとおりになったことは確かです。
当初のエンブレム審査員の一人。佐野研二郎氏の修正案にはただ一人反対をし、また審査の裏側について内部告発を行ったことから賞賛された。
日本のグラフィックデザイナー、ビジョナー。コミュニケーションデザイン研究所所長。
1959年(昭和34年) - 兵庫県姫路市に生まれる
1985年(昭和60年) - 平野敬子事務所設立
1997年(平成9年) - HIRANO STUDIO 設立
2016年4月8日、五輪エンブレムの最終候補4作品が発表されました。公開されたA、B、C、Dの4つのデザイン案が並んでいる様子を見て、デザインの特徴から「A案」と「BCD案」という1対3の構図に見えました。
4案の中で1案を選ぶという方法論において、先頭に配置された1案だけが際立つ見え方は不適切であり、「A案」ありきのプレゼンテーションだと受け取りました。
複数のデザイン・プランの嗜好を分析する場合、精度を求める調査では、「A・B・C・D」や「1・2・3・4」という順列を示す記号は用いません。
なぜならば、記号の順列が心理に影響を及ぼし、調査結果に影響するからです。
「A案」がオリンピックに相応しいデザインかどうかという観点は別として、専門的な見知としては、エンブレム委員のグラフィックデザイン専門家が「BCD案」を押すということは考えづらいと思います。
ですので、エンブレム委員のグラフィックデザイン専門家の中では「A案」ありきの審査結果だと分析しています。
そうは思いたくないですけど、そうなんだろうなぁ……とは思ってしまう。
でも、そうだとしても、万が一そうだとしても、あくまでもそれは審査員の間での問題であって、野老朝雄さん自身やその作品には罪は無いですよね? ね?
今回はなんとなくそう思う自分がいる。 根拠は、無い。
いや、根拠はあった。 野老朝雄さんの “見た目” だ。
そう思う自分がいるので、早くこのエンブレムに慣れて、2020年までに愛着が湧くほどまでになっていたらいいな、と望むのです。
ところで、今回の最終候補4案についても、パクリ疑惑があったようですが……。
男子小便器のこじつけっぷりには呆れを通り越して笑いました。
僕がとてつもなく無責任なことを言わせてもらえば……(もとより責任なんて無いとは思いますが)。
今回のエンブレム問題は、ここまでこじれてしまったら、みんなが納得するようなデザインなど有り得なくなってしまったと思うんです。
であれば、もはや五輪エンブレムというものは、各人の心の中でイメージしてもらうしかない。
つまり、こんなエンブレムです。
白紙の部分は、みんながそれぞれ理想のエンブレムをイメージしようよ!
これにてようやく満場一致。
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