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炎上したコロワイド社内報を読んで改めて髭男爵・山田ルイ53世の言葉に救われる
前略
人生においていまだ「生殺与奪の権」なんか握ったことないよ!
の館長です。
逆に、握られっぱなしで生きておりますよー、今日も。わりと元気に。
コロワイドの社内報「生殺与奪の権は私が握っている」で炎上 その全文を読んで改めて髭男爵・山田ルイ53世の言葉に救われる の巻
炎上したコロワイド社内報の蔵人金男会長による「挨拶」
■ 株式会社コロワイドの社内報が炎上 謝罪も「さらに炎上しそう」 - ライブドアニュース
傘下企業のもと複数の居酒屋・レストランを展開している株式会社コロワイドの社内報の、蔵人金男会長による「挨拶」というコラムの画像が『Twitter』にアップ。『牛角』や『しゃぶしゃぶ温野菜』『土間土間』などを展開し、2012年に子会社化したレインズインターナショナルの社員に向けて、「未だに挨拶の出来ない馬鹿が多すぎる」と指弾。「生殺与奪の権は、私が握っている」と述べるなど、激烈というべき表現に注目が集まりました。
最初見たときは「うわー、ひでー、クソだー」と思いましたが、よく見ればあちこち日本語が不自由だったので、まともに取り合うには及ばない文章なんだな、と解釈して憤りを和らげました。
コロワイドは知らないうちにいろんな会社を子会社に
これじゃ、自分は行かないつもりでいても、付き合いその他で行かざるを得なくなることも出てきてしまうのではないだろか?
もともとある店では、僕が利用したことあるのは「甘太郎」「NIJYU-MARU」くらいだけど、5年前にレインズインターナショナルを買収したことによって「牛角」「しゃぶしゃぶ温野菜」「土間土間」まで広がってしまった。
そしてさらに「カッパ・クリエイト(株)」の「かっぱ寿司」、「(株)フレッシュネス」の「フレッシュネスバーガー」ときたもんだ。
好きで利用するわけじゃなくても、僕の田舎なんか「牛角」と「かっぱ寿司」しかないもんだから、コロワイドがイヤだからといって行かないわけにはいかないのだ。 選択肢がないのだ。 生殺与奪の権を握られてるんだ。
しかしよくもまあ、ここまでいろんな飲食店を傘下に収めたものだ。
広報からお詫びと社内報全文の掲載
これを読んだら、「ああ、こういう、良くも悪くも昔の人なんだ……」と妙に納得してしまいました。
こういう人だからこそ、グループをここまで大きくできたのだろうし、そのおかげで多くの人が潤っているのも確かでしょう。
「生殺与奪の権は握ってる。どうするアホども!」と言われながらその下で働くのはまっぴらゴメンだけど、はたから見てる分にはいいです。 有能な経営者の一形態として。
あと、店を利用したときにこちらが満足できさえすれば、それで十分です。
この言葉なんか、この人の考えをものすごく象徴してると思う。
要は、人は社会に貢献し存在価値を高めなければ、生きている意味がない――ということ。
生糸を吐き出さない虫や、何の能力もなく価値を生み出さずただ存在している人間は、いなくていいということだ。
これを言われますとねぇ、僕なんか真っ先にいなくなるべき人間になっちゃいますから、耳が痛いんです。
そりゃあ、「どうせ存在するなら、堂々と存在したい」って、ごもっともですよ。
何の因果か生まれてきちゃったんですから、死ぬまでは生きていかなきゃならない。基本的に。
だったら堂々と、価値を生み出し、人の役に立って、重用されながら生きていきたいのは当然。
でも、そうはいかない人間もいるんだなぁ。残念だけど。無念だけど。
そんなことを思ったとき、いつぞやの『髭男爵』の山田ルイ53世の言葉を思い出しました。
『髭男爵』の山田ルイ53世の言葉
キラキラと輝けない者にとっては、前向きな世の中とか景気のいい世の中というのはかえって生きづらいですね。
みんながキラキラしてないとだめだっていうのはウソです。
みんなが輝かしいゴールを切れるわけでもないのに、「みんなそうなろう」っていう風潮がありすぎる。
向上心の無い者や意識の低い者はすごく蔑まれる。
僕にはこの言葉がものすごく染みました。涙が出るほど。
なんにも取りえがない人間が、ただ生きていても、なんにも責められへん社会、いうのが正常です。
そんな社会にはたぶんならないんだろうけど、本当はそれこそが「正常」なんだと思うことでだいぶ救われる。
これを読んで以来、山田ルイ53世のことが好きになりました。単純だ。
だからブームが去った今でも、僕は週に1度は「ルネッサ〜ンス」と唱え、その火を絶やさぬよう努めているのです。
ただ食って寝るッサ〜ンス!
―― へのコメント。