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ドリフ「8時だョ!全員集合」ステージセット展覧会&東放学園卒業制作展を観てきたョ!
前略
24日までだョ! 全員集合〜!
の館長です。
そして、いわゆる “ドリフ世代” の人、全員集合〜!
いま、『8時だョ!全員集合』ステージセット展覧会がやってますよー!!
■ 視聴者驚かせたセットの数々を振り返る「8時だョ!全員集合」展、本日より - お笑いナタリー
本日2月21日から24日(金)までの4日間、「8時だョ!全員集合」のセットを手がけたことで知られる美術デザイナー・山田満郎氏のセットデザイン展が東京・調布市文化会館たづくりで開かれている。
僕なんてモロにドリフ世代。
ドリフのメンバーになることを夢見ていた子供時代だから、荒井注が脱退を表明したときは、すっごく悲しかったけど(実際、テレビの前で泣いた)、「お! もしかしてドリフに入るチャンスってやつですか?」とも思ったものだ。
でも、すぐに志村けんが代わりにメンバーになることが分かって、僕だけじゃなく、あの頃の子供たちはみんなわりとガッカリしたと思う。
志村けんがイヤだとか嫌いとかではなく、それまでの5人に愛着がありすぎて、その代わりなんて誰も務まらないと思っていたから。
加えて僕の場合は、僕以外は務まらないと思っていたから。(←最も分かってない子供)
ところが、ほどなくして志村けんは『東村山音頭』で大ブレイク。 一気に子供たちのハートをつかんだ。
子供なんて現金なもので、面白ければもうそれだけで頭ん中いっぱい。 すぐに荒井注のことなんて忘れちゃうんだから、ヒドいもんだ。
僕だって、会場の子供たちと一緒になって、志村の背後に迫る危険を大声で「志村、うしろー!」と知らせる子供に早変わりしていた。
こんなバカな子供たちを見たら、当時の親が「ドリフのせいで子供がバカになる」と思ったとしても無理はないかもしれない。
でも、親御さんたち、違うよ!
ドリフは、バカな僕たちが、他のバカに走らないように守っていてくれたんだよ!
当時は子供だったから当たり前だけど、『8時だョ!全員集合』を観ていたって、面白おかしいところ以外には目もくれなかった。
でも、いま観るとやはりセットのスゴさに感動してしまう。
大人になったのですね。というか、年を取ったのですね。
きっと、純粋に「笑い」だけを考えれば、子供のときのようにセットだのなんだのには目もくれず、ドリフの繰り広げるコントにのみ心奪われればいいのでしょう。
たぶん、セットを作ったセットデザイナーの山田満郎さんだってそう思ったはず。
自分の仕事が注目されるようではアカン、と。
でも、『全員集合』が無くなって30年以上も経った今。
そして、山田満郎さんが昨年亡くなってしまったという今。
そんな今だからこそ、もっと広く、山田満郎さんの仕事は注目されるべきだと思うわけなのです。
そう思った僕は、行ってきました。
ある種、 “使命” のようなものを感じつつ……(感じなくてよい)。
東放学園卒業制作展と「8時だョ!全員集合」ステージセット展覧会とさらに武者小路実篤展も観てきたよ! の巻
展覧会は調布市で開催。調布駅を降りるのは、たぶん初めてではないかと。
これは文化会館の窓から見渡す調布の景色。
東急あったり、パルコあったり、けっこうデカい都会だと思うんですが、ふらっと入れる飲食店がなかなか無い印象。
空腹をかかえたまましばらく歩き回ってしまいました。
仕方なく『サイゼリヤ』に入りました。(「仕方なく」というのは、初めての街である調布に来てまでいつもと同じ店に入ることはないのに、という意味ですよ。サイゼリヤをdisる気はまったくありません。僕はサイゼリヤ大好きオヤジですから)
ランチセットを注文。 僕はサイゼリヤでランチセットは初めてかもしれない。 たいていは温玉ペペロンチーノ(W)とデカンタワイン(500ml)にしちゃうから。 サラダとスープ(おかわり自由)がついて500円というのはスゴいね! とにかく目玉焼きが乗ってれば満足なんだ。 さあ、いつまでも食ってないで、行くよ!てなわけで、着きました、『調布市文化会館 たづくり』。
実に立派な建物だ。 金持ちだね、調布は。 カフェバーも併設されてるよ! オシャレな金持ちだね、調布は。 入ってみればこれまた立派。 まぎれもなく金持ちだね、調布は。 ラグジュアリー・ホールと呼びたくなるつくりをしているよ。どこに出しても恥ずかしくない金持ちだね、調布は。 水木しげる先生のメモリアルコーナーもあるよ。 一緒に写真を撮るといいんじゃないかな。恥ずかしくないんならね! 水木しげる先生の等身大パネル。
どこにでも悪いヤツはいるもんだな、落書きなんかしやがって! って思ったら、先生のサインだったよ。
妖怪ポストと一反もめんの椅子。椅子、いいなあ。
ゲゲゲギャラリーもあるよ! とはいえ、今日の目的は別なのさ。なんか、ここの催し物、僕が観たいものばっかりだ。
調布人になりてぇーーー!(でも金持ちじゃないと)
今日の目的はこれ。おっと! 調布市老人クラブの「カラオケふれあいのつどい」じゃないよ!
そうさ、今日はこれを観にきたんだ。
映画の「ゴジラ」をイメージとしたオリジナルのキャラクターの嘘の映画のポスターを作りました。(作者のコメント/以下同じ)
優秀賞「SUN」《模型》星野源の「SUN」のPVの再現とオリジナル模型。
優秀賞「ツインズルーム」《模型》「うわさのツインズリブとマディー」の双子の部屋。
「〜The Lord of the Rings〜」映画の模型。 優秀賞「鍵のかかった部屋」セット模型。 「Welcome〜アリスの世界へ〜」《造形》 最優秀賞「雷・川」《造形》「雷」の漢字が雷、パネルが雲の模様です。
「川」は漢字もパネルも水の模様です。
映画のセットにちなんで、ハリー・ポッターが小さいころに住んでいた階段下の部屋を隠れ家風にアレンジしました。
「アメリ〜Amelie〜」《造形&服飾》フランス映画の「アメリ」をモチーフにトランクケースにアメリの世界観を詰め込みました。
劇中でもアメリがトランクケースを持っていて、フランスっぽい雰囲気に憧れたから。
大好きなキャラクターの使っている武器を作りました。
優秀賞「アイドル衣裳」《衣裳》ソロのアイドルのライブを想定した、オリジナルのアイドル衣裳をデザイン製作。
女の子らしい衣裳が作りたかったのでこのテーマにしました。
レタリングが好きなのと、昭和のポスターや看板が好きなので制作しました。
「油屋町並み」《模型》「千と千尋の神隠し」の油屋へ向かう町並みを再現したセット模型。
みんな素晴らしいね!
キミたちの前途は希望に満ちている。 いや、希望で出来ている。
さあ、夢に向かって大きく羽ばたいておくれ!(←何様のつもり?)
そのうえ、はっきり言ってこちら目当ての来場者のほうが多いので、身動きできないほどの大混雑。 開催期間が短いこともあってか、平日にもかかわらずたくさんの来場者。
会場のスペースのわりには展示資料の数が非常に多いので、見るのにとても苦労します。
これだけの興味深い資料、もっと広いところで展示しないともったいないなあ……とも思いますけど、あくまでも東放学園で講師を務めた縁が元ですから、贅沢言っちゃいけませんね。 でももったいない。
……と思ったら、別サイトには載ってた!
歌手の歌い出しに間に合わないんじゃないかとハラハラしたものですし、実際間に合わなかったこともあったように記憶してます。
これはほんとスゴかった。
でもやっぱりこれも、いま見たほうがそのスゴさが分かる。
実験では、写真にあるように、どうしてもクルマの前部から下に落ちてしまって、前には飛ばなかったそうな。
短い助走距離しかとれず、これは変えようがなかったため、図にあるような踏切台を使って、前輪は上に向かうようにし、前輪が通過した直後に踏切台が水平になり、後輪は水平にまっすぐ走るようにしたとのこと。
いやはや見事な発想であります。
いや、そうまでしてクルマ飛ばしたいか!(笑) とツッコみたくなるくらいだけど、その無邪気で無謀な思いが、失礼ながら可愛く思えたり、それが実現した “時代” というものがいいなあ〜と思ったり。
やっぱり、ドリフというか『8時だョ!全員集合』は、自分が何の悩みもなくただ面白おかしく平和に生きていた時代と重なっているのもあって、自分にとっての「古き良き時代」そのものというところはあるんだろうなあ。
もうたぶん死ぬまで変わらない、“特別なノスタルジア” がそこにはある、と言ってよろしいか? よろしいか?
いいものを拝見することができました。ありがとうございます。
その人となりや生涯についてはあまり存じ上げなかったけど、実篤という人は本当に幸せな人だったのだなあ、と驚いた。
こんな人生なら、僕もやってみたい。
もっとも、その前提となる「才能」がないとどうしようもないけど……。
「あなたの “ちょうど今” を考えさせられる名言が出てきますよ」ってなことを受付の方に言われたけど、ほんとにそうかも。
つい数年前までは僕はかなり他人とか環境とかを責めていたのだけど、このところはわりと自分を責めることが多くなり申した。
じゃあ、悪人から善人になっていっているのかと言われれば、そうでもなく。
自分くらいは自分のこと認めてやらにゃ可哀相だろうとも思うし、自己否定ばかりじゃ生きるのもしんどいし、けっきょく周りにもいい影響は及ぼさない。
実篤はなにも「自分を責めろ」とは言ってない。
「自己を責めることを知っているものは」と言っている。
僕も、やみくもに自分を責めるのではなく、「自分を責めることを知る」にとどめたいと思った。
思ったけど、なんか面倒くさいから、また他人ばかりを責めてみよっか?(←分かってない!)
たった1日のうちに、いろんな素晴らしいものに触れ、いろんな思いを巡らせることができました。
スゴいね! 調布市。
実はもう1つ観てきた展示があるんだけど、それはまたの機会に。
それも実に良かったなあ!
返す返すもスゴいね! 調布市。
ヨイショしたって調布市民にしてやらないから。
―― へのコメント。