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「8時だョ!全員集合」展(郷土博物館分館)を観て新たに知ったこと思ったこと
前略
どうやら “集合体質” になってしまったようです。
の館長です。
また「8時だョ!全員集合」展を観に行ってきました
僕と同じように「8時だョ!全員集合」を観て育った世代なら、「全員集合!」と号令がかかれば、どこにいたって誰といたって何をしてたってナニをしてたって、集まっちゃう。
カラダがそうなってる、というか細胞レベルでそうなってると思うんですけど違いますか? 違うか。
だから、今年2月には調布のほうで「全員集合!」という声がしたので調布に行ったばかりなんですが、今度は杉並あたりから「全員集合!」と聞こえてきたんで、すぐさま反応したんですよ。
今年2月にも「8時だョ!全員集合」のステージセット展を観ました
■ ドリフ「8時だョ!全員集合」ステージセット展覧会&東放学園卒業制作展を観てきたョ!|【がらくたチップス】
そして、いわゆる “ドリフ世代” の人、全員集合〜!いま、『8時だョ!全員集合』ステージセット展覧会がやってますよー!!
僕の家から調布はちょっと遠かったけど、やはりカラダが反応して集合してしまいました。
特に僕の場合、そんな “集合体質” になってしまったのは、上記記事にも書いたように、ドリフのメンバーになるつもりだったことも原因として大きいかと思うんです。
ドリフのメンバーになるには、生まれるのが遅すぎた!
ドリフもジャニーズみたいに「ドリフ・ジュニア」みたいなの作ってくれれば良かったのにね。(そうだろうか?)
その雰囲気をぶち壊しに来たオッサンが僕ですよー! 実に綺麗な公園です。
この公園を堪能できれば展示は観なくていいかな〜、ってくらい。(いや観ろよ) いちばん右が郷土博物館分館。 やってきました分館。
本館より分館のほうに先に来ることになろうとは……。
本妻より先に妾を作るようなものでしょうか? 絶対違う!
うん。確かにやっていました、「全員集合」展。(疑ってたのか?) ポスターにはたくさんの新聞記事の切り抜きが貼ってありました。
「緻密だョ!」とか「ちょっとだけョ」とか、すぐこういう見出しを付けたがります。
展示は2階。この先は撮影できません。1億円ほど積めばなんとかなりそうです。 「8時だョ!全員集合」にまつわる曲がエンドレスでかかっております。 懐かしのバンドバック(バンド演奏のときの背景)の前で看板を持って記念撮影ができます。 もちろん僕も撮りましたけど、あまりに恥ずかしいのでこぢんまりと。※写真はクリックで縮小します。(←なにそれ?)(でもホント)
今回のこの杉並区での企画展は、全803回放送された中で唯一、旧杉並公会堂で公演された1970年(昭和45年)8月8日放送分の舞台の設計図や写真を中心に構成。
だからこのような、一見、縁もゆかりもなさそうな「杉並区立郷土博物館分館」などという場所で開かれたわけですね。
そしてその旧杉並公会堂からの放送については、資料が非常に乏しいようで……
惜しむべきことに、当時はまだ高価だったカラー放送用のテープは番組後には再利用されてしまい、完全な形での放送映像が残っていない。
すでに半世紀近く経過しており、関係者にも物故者が多くなり、詳細が分からないことも多い。
そのため、展示会場には「情報提供のご協力お願いいたします!!」と書かれた、切実さの伝わるパネルも掲げられている。
2カ月間の準備期間で必死に資料を集めて回ったが、まだまだ企画展の担当者は満足していないという。
■ 「8時だヨ!全員集合」展 情報提供求む!!切実な理由:朝日新聞デジタル
当時のちびっ子たちの記憶を呼び覚ます舞台美術を切り口に、最高視聴率50%超を記録したお化け番組「8時だヨ!全員集合」をフィーチャーした企画展が、東京都杉並区の区立郷土博物館分館で開かれている。
◆◆展示構成◆◆
第1章 舞台装置からみる『8時だヨ!全員集合』
これまで放送されたコントのうち、一部の舞台装置の図面・スケッチ・道具帳(大道具用図面)・写真などを紹介します。
第2章 旧杉並公会堂と『8時だヨ!全員集合』
旧杉並公会堂でおこなわれたコントの図面や写真のほか、旧公会堂の設計図面などを一挙に公開します。
第3章 舞台製作の立役者、山田満郎
16年にわたるコントの舞台装置のデザインや、図面を描き続けた山田満郎の業績にスポットをあてます。
◆映像コーナー◆
図面と映像で楽しむ『8 時だヨ!全員集合』
選りすぐりのコントをお楽しみください。
上映されていたのは以下の4本。
第539回「ドリフの金田一耕助・また事件ですか?!」
第568回「酔っ払い父ちゃん」
第626回「ドリフの母ちゃん!家の中でも交通安全」
第665回「ドリフの金田一さん事件ですよ!ギャー!」
4本ともやたら舞台セットに注目して観てしまいました。
子供の頃はもちろん舞台セットなどは気に留めなかったけど、いま観るとそのスゴさが分かりますな。
今回は、調布のときには無かった、作曲家のたかしまあきひこ氏が書いた貴重な楽譜原本が展示されていました。
舞台転換のときの曲を『盆回り』というのは有名な話ですが、当初は『追っ掛け』という名前だったということは今回初めて知りました。情けない。申し訳ない。ドリフに顔向けできない。
前回の調布での鑑賞を前に、セットデザイナーである山田満郎氏が昨年2016年に亡くなっていたことは知りました。
でも、たかしまあきひこ氏まで同じ年に、しかも同じ年齢で亡くなっていたなんて知りませんでした。
なんという悲しい偶然。
それもあって、今年になって「全員集合展」がたびたび開催されるようになったんでしょうか。
誤解を恐れずに言えるほど勇気は無いので、誤解を恐れながら恐る恐る言いますと(恐れすぎ!)、「ドリフは主役じゃなくて脇役だったのかも?」という思いが湧いてきたのです。
素晴らしいアイデアから生み出され、緻密な計算やリハーサルによって完成された「舞台セット」というものが “主役” で、ドリフはその魅力を最大限に引き出す “名脇役” だったのではないか? という思い……。
こんなこと言って、コントグループとしてのドリフターズのことを貶めてるように受け取られるのは本意じゃありません。
「舞台セットが主役だって言うんなら、その脇役はなにもドリフじゃなくたっていいんじゃないの?」
と言われたら、
「それは違う。やっぱりドリフじゃなきゃいけなかったんだ」
と返したい思いも余計に強くなったのです。
そう思った大きな理由が、次項。
その作品の中でも最高傑作の1つと言われるのが「ドリフの盗賊団・不思議なピンチハウス」のセットです。
このセットが評価され、その年の最も優秀な舞台美術に贈られる伊藤熹朔(いとう きさく)賞を、バラエティー番組として初めて受賞しました。
この「不思議なピンチハウス」が生まれるきっかけとなったのは、いかりや長介が山田満郎氏に語ったひとこと――
「『チキハウス(魅惑のチキルーム)』みたいなの、やりたい」
だったそう。
ディズニーランドの「魅惑のチキルーム」に目を付けるあたり、長さんさすがじゃないですか!
しかも、東京ディズニーランドの開園は1983年で、この「不思議なピンチハウス」の放送は1980年ですから、あきらかに本場で観て影響を受けたものと言えましょう。長さんさすがじゃないですか!
やっぱり、優れた舞台セットとの共演者は、長さん率いるドリフターズじゃなきゃいけなかったんです。
よくドリフのメンバーが、「長さんは1人でギャラをがめてた」みたいな冗談か本気か分かんないこと言ってましたけど、たとえそれが本当だとしても、多少はしょうがないな、と。
それだけのことはやってたリーダーだよな、とか思った次第。
やっぱすげーよ長さん!
おら、長さんのもとで「ドリーフ・ジュニア」やりたかったョ!
ジャニーズっぽく伸ばすんじゃないよ!
―― へのコメント。