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平尾昌晃さん死去を縁深い岡谷で悼みつつ好きな曲TOP10をあげてみた
前略
今後は、カラオケに行ったら平尾作品を必ず1曲は歌うことにします。
の館長です。

平尾昌晃さん死去 特別な縁のある岡谷市でも死を悼む
平尾昌晃さんが亡くなって、僕も母も妹も、うちはまるで親戚でも亡くしたかのように落ち込みました。
いえ、うちだけじゃありません。
我が岡谷市は、平尾さんとの特別なご縁の深さから、市全体で深い悲しみに沈みました。
紙面にあるように、平尾さん制作の岡谷市看護専門学校校歌の発表会が、おととしの2015年3月に開かれました。
平尾さんがわざわざ駆けつけてくださるということを聞き、僕も家族とともに参加したのでした。
このときも、決して「元気そう」とは言えない印象でしたが、だからって、まさかこんなに早くこの日が来ようとは思いませんでした。
この発表会でお会いできたのが、せめてもの救いです。
平尾昌晃さん作曲の中から好きな曲TOP10をあげてみる
偉大なる作曲家であり、岡谷市の恩人でもある方の作品について論評したり、あまつさえ、順位をつけるなどという愚挙をお許しください。
「順位」といっても、あくまでも「好き」や「思い出」「思い入れ」の強さの度合いであります。
【第10位】ミヨちゃん:ザ・ドリフターズ/平尾昌晃
子供の頃、周りの大人がよく歌ってた。
当時、色白で可愛い子はみんな「ミヨちゃん」と1度は呼ばれていたはず。
実際にドリフが歌ってるところとか、ましてや平尾昌晃さんが歌ってるところなんて、ずっとあとになってから見ました。
【第9位】カリフォルニア・コネクション:水谷豊
これはもう、ミッキー・マッケンジーとセットで思い出に深く刻まれております。
ドラマ「熱中時代・刑事編」にもハマったし、ミッキーにもハマった。
曲は、近年のアレンジは嫌い。 なにミョーにオサレにしてくれちゃってんの?
当初のアレンジのものはこの動画しか見つからなかった。
【第8位】夜空:五木ひろし
これは父がよく歌ってた。
酒に酔っては歌い、酔いが覚めては歌い、つまり一日中歌ってた時期がありました。
「好きな平尾作品」という点だけで言えば、以下の2曲もはずせません。
ただ、あんまり思い出とはリンクしていないので、今回のランキングには入れませんでした。
【第7位】わたしの城下町:小柳ルミ子
もともと好きな曲でしたが、
小柳ルミ子の『わたしの城下町』は、実は諏訪の高島城をイメージして作った。
当時、ちょうどお城の復元工事の最中で、それを見て触発された。
この話を聞いたら、もっと好きになりましたし、大事にしなくてはいけない曲だと思うようにもなりました。
この動画、涙で歌えなくなった小柳ルミ子が、助けを求めるように平尾さんのほうを見るところがすんごく可愛いっすね。
僕がそばにいたらすぐ駆け寄ってたのに……。
【第6位】草原の輝き:アグネス・チャン
この頃のアグネス、すっごく可愛かった。というか愛くるしいという表現がピッタリ。
なぜあんなふうになっちまっただよ……。
「♪わたしの好きな 草原」のところ、「そーげん」でも「そぉげん」でもなく、「そ ぅ げん」と歌ってる。
日本語の「そうげん」に忠実に歌おうと一生懸命だったのかな、と思うといじらしい。
でもきっと、歌では「そぉげん」って歌ったほうが自然に聞こえるんじゃないかとも思うんだけど……(笑)
いやまぁ、そんなことじゃなく、すべてはプロデュースの戦略のうちなんですよね、きっと。
【第5位】よこはま・たそがれ:五木ひろし
歌詞が単語の羅列ばかりで、文章と呼べるところは「あの人は行って行ってしまった」くらいしかないことにまず驚いたものです。
ひとことで言えば「変な歌」というのが最初の感想。
でも、そんな羅列だけでこんなにいい歌になってる。
それは作詞家の山口洋子さんの才能によるところも大きいでしょうけど、当初、
「あの人は行ってしまった」
だけだったのを
「あの人は行って行ってしまった」
に変えていいかと言ってきたのは平尾さんだったそうで……。
ここは「行って行って」じゃなかったら、こんなにヒットしたかどうか……って思っちゃいますね、素人から見ても。
【第4位】二人でお酒を:梓みちよ
「こんにちは赤ちゃん」って、僕らに挨拶してくれた人が、いきなり地べたにあぐらかいて歌う衝撃を、キミは味わったことがあるか!?
って、さすがに「こんにちは赤ちゃん」は記憶には無かったけど、男の歌手でもやったことなかったであろう、「ステージ上であぐらかいて歌う」をやってのけた梓みちよはスゴかった。またそれが似合ってた。
もちろん、そんな奇抜なステージアクションがただの暴挙にならなかったのは、それをしのぐ曲の素晴らしさがあったからに違いない。(したり顔)
【第3位】カナダからの手紙:平尾昌晃・畑中葉子
文句なくいい曲だ。
なんでこんなに、旅情、恋情、哀情を異常にそそるメロディが作れるのだろう。
改めて聴くと、畑中葉子の歌のうまさと声の良さに感動さえ覚える。
あれだけ大ヒットしてみんなが口ずさんだ曲だから、なんとなく簡単に歌えるものと思ってしまっているけど、実際歌ってみるととても難しい。
ましてキレイにハモるなんて至難の業。
男性パートと女性パートがごっちゃになってしまう。
なるほど難しいわけだ。<カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>
もともと、ソロ曲として作られた歌をデュエットにしているので、メロディが複雑なんですね。とくに、サビの部分は男性、女性の歌メロがどちらもハーモニーのように聞こえるので、しっかり練習してください。
動画のほうは「夜のヒットスタジオ」出演時のものだけど、イントロでのギターのひどいミスりかたと、斬新な “遠近法デュエット” は、かすかに記憶に残ってる。
そしてこの畑中葉子、ひときわ可愛く初々しい。
ついつい、後ろからでも前からでも横からでも支えてあげたくなる。
このたった2年後に「後ろから前から」いろいろすることになるとは、とても思えない。
【第2位】瀬戸の花嫁:小柳ルミ子
子供の頃から、この曲がかかるたびに母に聞かされてきた話があります。
母は、この「瀬戸の花嫁」の「♪ 幼い弟 行くなと泣いた」の部分を聴くと、必ず自分の弟(僕にとっての叔父さん)のことを思い出すのだと。
母が車に乗って父の元へ嫁いでくるとき、ほんとドラマの一場面のように、弟が泣きながら走って車を追いかけてきたそうだ。
母と叔父さんは年が離れているので、それも納得できます。
10代前半にして、たった一人の姉が嫁いで家を出て行くのを見送るなんて、さぞかし寂しく不安だったでしょう。
そんな弟に母は、歌詞にあるような「男だったら 泣いたりせずに 父さん母さん 大事にしてね」ということを言ったそうです。
自分はまさに「二度と実家の敷居をまたがない」つもりで嫁ぐので、と……。
当時はそういった「覚悟」とか「決意」を強く持たねばならなかったんだなぁ……ということまでも、この曲を聴くと思わされるのです。
まぁ、そんないじらしかった叔父さんも今では、カラオケに行ってなぜかズボンを脱いでモモヒキ姿になって歌いたがる、陽気な酔っぱらいオッサンなんですけど。
【第1位】グッド・バイ・マイ・ラブ:アン・ルイス
まず、アン・ルイスがべらぼうに可愛い!
曲は、別れの歌とはいえ決して暗くなく爽やか。
でも爽やかであるがゆえに、余計にもの悲しい。
ほら、あれだ。
雲ひとつない真っ青な空を見上げると、ただ爽快なはずなのに、その青が青すぎて、なぜか悲しみがこみ上げてくることはないかい? ないか。 ないのかよ。
でもそんな気持ち。
♪あなたは右に 私は左に
ふりむいたら 負けよ
……こういうシチュエーションも経験したけど、僕は必ず振り向く派です! 負けです!
で、彼女のほうも振り向いてくれないかな〜? って思って見ていても、絶対に振り向かないんだ。
なんでいつも男らしいんだ、女ってやつは!!
そんなことまで思い出させる「グッド・バイ・マイ・ラブ」――。
なんて素敵で、なんて清々しくて、なんて悲しい曲を作るんだ、平尾昌晃って人は!
平尾さんは遠い彼方へ行ってしまったけど、曲の感動はやっぱりこれからも僕らのもとへ届けられる。
遠い彼方から、永遠に……。

彼方からの手紙。
―― へのコメント。