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「三笠宮寛仁さま、ご逝去」とか書かないで「寛仁親王殿下、薨去」と伝えて欲しい
前略
「ヒゲの殿下」というのは、親しみやすい、いい愛称でしたよね。
の館長です。
僕ならせいぜい良くて「ケツ毛の館長」です。
昨日、三笠宮家のご長男、寛仁親王殿下がお亡くなりになりました。
謹んで哀悼の意を表します。
寡聞にして存じませんでしたが、
【拡散希望】【報道関係者へ】皇族がお隠れになった場合は「逝去」ではなく、「薨去(こうきょ)」を用います。くれぐれも間違いのないように対応してください。
— 竹田恒泰さん (@takenoma) 6月 6, 2012
皇族の内の皇太子妃や親王や内親王、或いは、位階が三位(正三位・従三位)以上の者の死については、「薨去(こうきょ)」の語を用いる
……ということで、今回の場合はまさに「薨去」にあたるようです。
僕は、今上天皇皇后両陛下を尊敬しておりますが、だからといって皇室・皇族全体に対して過剰なまでに尊崇の念を抱いているわけではないので、僕らのような一般人が単に「逝去」という言葉を使うのは何ら問題ないと思っています。
ですが、せめてマスコミや国のお偉いさん方くらいは正しい言い方を僕らに教えてくださいよ、と思います。
NHKでさえ、このような報道ですし。
■ 三笠宮寛仁さま ご逝去 NHKニュース(※キャプチャ)
天皇陛下のいとこで「ひげの殿下」として知られる三笠宮寛仁さまは、のどのがんの手術を受けたあと入院を続けていましたが、容体が悪化して6日午後3時35分亡くなられました。66歳でした。
その点、宮内庁はさすがにちゃんとしてました。
さらには、上記NHKニュースで平気で使われている「三笠宮寛仁さま」との呼び名自体が、間違っているというではないですか。
存命時は、結婚を機に独立の生計を立てていたものの、父宮(三笠宮崇仁親王)の嗣子としていずれ三笠宮を継ぐものとされていたことから、特に宮号は賜っていなかった。「○○宮 ××さま」という表現は報道でよく使われてはいるが、宮号は一般国民の「氏」のように同一戸籍内の家族すべてに適用されるものと異なり、当主のみに与えられるものであるため、当主以外に「○○宮」と冠することは正確ではない。同様の誤用は悠仁親王をはじめ他の皇族に対する報道にも見られる。
寛仁親王本人は、こうした誤用に不快感を表したことがある。2001年(平成13年)12月、長女:彬子女王の成人に伴う記者会見が行われ、全国紙において彬子女王を「三笠宮寛仁さまの長女彬子さま」と記載したことに関し、寛仁親王は自身が総裁を務める日本職業スキー教師協会の広報誌の「総裁コラム」に、
「私は、『三笠宮』(父の宮号)では無く、『寛仁親王』であり、彬子は身位が『女王』で、敬称は『殿下』でなければなりません。従って正しくは、『寛仁親王殿下の第一女子彬子女王殿下には……』となるべき」
と書いていた。また、柏朋会の会報『ざ・とど』でも冗談を交えつつ
「『三笠宮寛仁親王』でなく『寛仁親王』が正しい」
と書いている。
■ 寛仁親王 - Wikipedia
「三笠宮」は、父・崇仁親王殿下の「宮号(みやごう)」というわけですね。
したがって、秋篠宮家の悠仁親王殿下に「秋篠宮」を付けて呼ぶのも正しくないということですか。
愛子内親王殿下は正確には「敬宮愛子内親王」で、「敬宮(としのみや)」が付きますが、これは以前の浩宮(現・皇太子)、礼宮(現・秋篠宮文仁親王殿下)、紀宮(現・黒田清子さん)のように、「御称号」と呼ばれるものだそう。
この「御称号」と「宮号」を混同してしまうのは僕らにとっては無理もないことでしょう。
それゆえ僕らは「三笠宮寛仁さま」とも言ってしまいますが、マスコミはちゃんと正しいことを伝えて欲しい。
特にNHK。
AKB48の総選挙結果を報道してる暇があったら、大人として恥ずかしくない正しい表現を伝えてください。
そこんとこ、夜露死苦!
大人として恥ずかしい挨拶だな。
―― へのコメント。