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2015年08月31日(月曜日)

美の壺「心に風を 扇子」を観た僕の3つの“驚きの壺”

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前略

価値ある骨董かと期待していた実家の壺は、すべてが無価値でした。

の館長です。

美の壺「心に風を 扇子」
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うちも古い家でしたから、掛け軸やら皿・茶碗などの食器、花瓶やら壺やらがけっこうありました。


ある機会にそれらの価値を専門家にみてもらったのですが、家族の期待むなしく、すべて価値のないものばかりだったのです。




壺で味わった失望は、壺で晴らすのだ!


……とばかりに、お仲間が出るということもあって、NHK BSプレミアム「美の壺」を初めて真剣に観ました。


■ 美の壺「心に風を 扇子」 - NHK

リンク先サムネイル「扇子」は小宇宙にしてその美は無限!▽歌舞伎の扇は、小さくとも強力な美の仕掛け。坂東玉三郎さんの演出に応えて作られた、特別な金銀の扇とは?▽他方扇面は折り畳みのキャンバス。凸凹を逆手に取った、江戸時代絵師の驚きの構図とは?さらに現代扇子作家は凸凹で視覚トリックを駆使!▽落語の真っ白シンプルな扇子。箸や刀、さかずきに見立てられ、七変化する必殺技とは?お座敷で扇子を投げるみやびな遊び「投扇興」も登場!


この番組は、



身近なテーマを中心に、
鑑賞を “3つのツボ” で指南する新感覚美術番組。


と説明されていますが、僕にとって今回の放送は、

3つの “驚きの壺”

を突きつけるものとなりました。




NHK BSプレミアム「美の壺『心に風を 扇子』」を観たら3つの驚きの壺があったの巻

美の壺「心に風を 扇子」
「美の壺」、はじまりはじまり。

美の壺「心に風を 扇子」
File 352「心に風を 扇子」
始まってすぐ、僕にとっての「驚きの壺」一つ目がやってきました。

この「扇子」と「センス」をかけたジョーク。

僕も投扇興を始めて13年経ちましたが、その間、幾度となくこのジョークを浴びてきました。

初めて会った人(特に中高年)に投扇興をやってることを話しますと、ほぼ必ず、これを言われます。

ちょっと気が利いた人だと「扇子だけに、ウチワ受け?」くらいにひねってくるのですが、扇子とウチワは違うんだし、まぁ、そんな人もめったにいないんだし……。


【僕の驚きの壺 その一】
そんなありふれて使い古された「扇子・センス」ジョークを、今ここで、このNHKで、BSプレミアムで、美の壺で、冒頭からぶち込んでくるとは思わなかった。
そしておそらく未来永劫このジョークに人々は付き合っていかねばならないのだろう。


……そう痛感したことが、いきなりの「驚きの壺」でした。

美の壺「心に風を 扇子」
坂東玉三郎さんが扇子について語ります。
僕ら投扇興連中にはとても見慣れたこの店構え。文扇堂さんです。

但し、入ることはめったにありません。

そして、それはそれはもう何度もお目にかかっているご主人、荒井さん。 “空き地”=何も描かない部分の取り方も重要なデザイン技法だという、実にいいお話。

荒井さんからこのようなお話を伺う機会はなかったので良かった。

今日の壺 その一、どう見せるか シャレる

美の壺「心に風を 扇子」
【僕の驚きの壺 その二】
たいへん失礼ながら、僕は荒井さんについては「扇子屋さんのご主人」というイメージを強く持ち、これほどまでの扇子をお作りになる扇子職人さんだという認識を欠いておりました。本当に驚くと同時に、非常に申し訳なく思った次第であります。

今日の壺 その二、折にトリックあり

美の壺「心に風を 扇子」
折ったあとの見え方を想定して絵柄を描くという技術はほんと素晴らしいと思います。

ただ、この研究家さんがご自身でお作りになったという扇子もいくつか紹介されましたが、僕はあまり共感できなかったのが残念。

いよいよ「見立て」。

ここからが僕ら投扇興連中にとってのお目当てと言ってもいいくらい。

今日の壺 その三、扇子が舞い 物語る

美の壺「心に風を 扇子」扇子が舞い物語る




【動画】このシーンの撮影風景





出ました! 投扇興支部「じゃが連」代表にして道具工房「銀扇庵」の主。 “投士”としても多くの優勝を誇る名手、銀扇さん。 またの名を「張り込み刑事(デカ) ぷり夫」。

得意技は「エアブレーキ」。得意な歌は「ヒムロック」。得意なフレーズは「負ける気がしねえ!」。

ゲーム界のダヴィンチとも、THE ALFEE 4人目のメンバーとも言われるその素顔は、ぜひ再放送でご覧ください。

最近すっかり “テレビ慣れ” してきたところがまたニクい!(笑)


【再放送】
毎週火曜 午前11時〜11時30分
毎週木曜 午前6時30分〜7時

■再放送予定 - 美の壺 - NHK

【僕の驚きの壺 その三】
投扇興歴13年。たいへん恥ずかしながら僕はこの13年間ずっとこの「薄雲」を、「雲の合間に が見え隠れする」状態だとばかり思って生きてきました。
いや、最初にそう教わったし。 それで人にもそう教えちゃったし。
もう恥ずかしくて人前で投扇興を語れません。(そもそも語ったことないけど……)
未来を担う子供たちに言わなくて良かったですよ。
僕が投扇興をやれるのもあと10年くらいでしょうか。

その間にこの「夢浮橋」を出すことができるかどうか……。

13年やってきて出てないんですから、あと10年で出るとはとても思えません。


でも、投扇興に半生を捧げた身としては(嘘つけ)、これを出さずに死ねません。

最後はイカサマしてでも出すぞー!(宣言するな)

番組はこのあと落語と扇子の関係に迫っていきました。

落語家さんにも投扇興を嗜んでらっしゃる方がいますので、落語と扇子についてはそういった本職の方々にお譲りするとして、今回はここまでにいたしとうございます。

美の壺「心に風を 扇子」
エンドロールには「じゃが連」も燦然と輝く。
美の壺「心に風を 扇子」
美の壺「心に風を 扇子」 終

いやしかし、30分間の短い番組ではありましたが、僕にとっては強い驚きも相まって濃厚な時間となりました。


今まで知らずにきてしまった「知っているべきこと」はこの機会にしっかり銘肝し、今後恥ずかしくないようにいたしましょう。


いい番組でした。ありがとうございます。

なんだか、センスが磨かれたような気がします。扇子だけに。

ひで爺
あーあ、言っちゃったね、それ。


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投稿者:館長 | 美の壺「心に風を 扇子」を観た僕の3つの“驚きの壺”
2015年08月31日(月曜日)
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