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2009年06月25日(木曜日)
秋里和国「GEI-SYA −お座敷で逢えたら−」の投扇興にツッコミを。
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前略、 芸者さんとか舞妓はんとかって、別の星の人たちだよね! の館長です。
僕も投扇興という酔狂なものを始めてからは、そうした人たちに会うだけは会うようにはなりましたが、なんかどうにも僕らと同じ人間に思えない…。
「化粧を落として、着物を脱いだら普通の女の子だよ」
……なんて言う人がいましたが、それは違う、違うんだー!
化粧じゃない。 着物じゃない。
ミッキーマウスと同んなじで、中に人なんか入ってないんだー。
デーモン小暮閣下と同んなじで、化粧じゃない、ああいう皮膚なんだー!
……とまぁ、そんなことを思う僕が、彼女たち芸者さんや舞妓・半玉さんに向かって、一度でいいから言いたいセリフは、
「お座敷で逢おうゼ!」
寝ぼけたことは置いといて――。
先日、うちの☆つや から、投扇興の出ているマンガを見つけたとのことで、それを貸してもらっていたのでした。
それがこの、

GEI-SYA −お座敷で逢えたら−
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僕ら、マニア扱いです。(笑) 実際は春と秋の年に2回、大会があります。 |
↓これはモロに「浅草寺・伝法院」の入口ですね。 実際は「燃えよ、投扇興!」とか言ってる人はまずいないと思われます。 ![]() |
↓ ![]() 「芸者さんと雅に遊ぶ」 これは書いてない、書いてない。 |
ここからの描写を見ますと、4月に行なわれた春の大会の模様が見事に再現されておりますので、作者の方は実際に見学にいらしていたのでしょう。![]() |
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↑ 対戦表もわりと事実に忠実です。 |
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ここでちょっと漫画の説明。 裕太郎は藤子のことが好き。 だが藤子はそれに気づいておらず、裕太郎には別に好きな人がいると思っていて、その人と温泉旅行に行かせてあげたいがゆえに優勝を狙う。 裕太郎は裕太郎で、藤子と別の男の仲を取り持ってあげていて、そいつと温泉旅行に行かせてあげたいがゆえに優勝を狙う。 ……その気持ち、よく分からんのですが、そういうことらしいです。 (実際は賞品が温泉旅行なんてことはありません) |
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↑ 左端に変なのがいますが、気にしないでください。 |
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ちなみに、「末摘花」や「藤袴」「柏木」は実際に頻繁に出ますが、「匂宮」は、ほぼ絶対というくらい出ない技です。 作者が、同じ11点技で有名な「澪標」でなくこの技を選んだ理由が知りたいところです。 |
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↓ ![]() 「せんす ひらたくして よくとぶように」 と言って扇子をならしているところは、非常に芸の細かい素晴らしい描写だと感服いたしました。 実際の決勝戦では、真ん中に土俵が置かれ、その上に枕と蝶が乗せられます。 |
31点 対 31点で迎えた最終投ですから、いやがうえにも盛り上がるところです。 ![]() |
扇子の要(かなめ)部分で枕(箱)を突いてしまうことを「こつり」といい、過料(マイナス)1点という罰が与えられます。 |
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藤子の言うとおり、最終投で1点差で勝っている藤子は、最後に手習の0点を出しても勝てます。 つまり、普通に投げればほぼ確実に勝てるので、この時点で優勝したといっても過言ではないのです。 ……ところが、枕を倒してしまいました。 |
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枕を倒してしまうことを「野分」といい、過料20点(マイナス20点)の罰となります。 |
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ここが変なのですが、31点だった藤子が過料20点ならば、 最終得点は11点でなければおかしいです。 が、なぜか「藤子さん21点」という読み上げ。 まぁ、この場合は勝敗に影響は無いのでいいんですが、もし裕太郎が20点だったらどえりゃあことになってました。 |
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ともあれ、いいものを見せていただきました。
こちらこそ、ありがとうございました。
来年は、作者さんも試合に出ちゃえばいいのに…。

つーか、うちの団体戦、出ない?
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