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照光寺の「広島・長崎原爆写真展」を観てきた
前略
あの人たち、よっぽど平和が嫌いなんだね。
の館長です。
8月9日は、午前11時2分にサイレンが鳴ったので、歯みがきの途中だったけどあわてて口を結んで黙祷をし、そのあと、照光寺(しょうこうじ)で開催されていた「広島・長崎原爆写真展」を観に行きました。
8月9日 地元の大きなお寺「照光寺」の「広島・長崎原爆写真展」を観に行った
照光寺は実に大きく立派なお寺さんです。
それだけに、いろいろとお金も入用になるため、檀家はセレブリティが多いはず。(たぶん)
うちの母なんかは、「うちのお寺さんが照光寺じゃなくて良かったよ。破産するかクビになってたとこだよ」とよく言っている。
クビになる、というのは語弊があるとは思うけど。
そんなわけで、お寺さんとしてのお付き合いは無きに等しいのですが、別のことで、うちとは浅からぬご縁があるのです。
蚕霊供養塔は、製糸発展のために犠牲になった蚕の霊を慰め、蚕神を祀り蚕糸業の発展を祈念するため建立されたもの。
蚕霊供養塔と寺務所。 光明閣。光明閣は、葬儀・法事・展示などを行う多目的ホール。
光明閣の入り口横にある「八尊佛」の石碑。 石碑の隣に「八尊佛」が並ぶ。 光明閣中央に見える「光明閣」と彫られた篆刻は、僕の祖父である古山師匠の作品。
照光寺との「浅からぬご縁」というのは、このことだったのです。
さあ、もうちょっと近づいてみますよー。 これでもか、ってくらい近づいてみましたよー。 さて、今日の目的である「原爆写真展」に向かいます。写真展は、本坊の大広間で開催。
表参道の階段をのぼる。 先ほど来、見えていた「蚕霊供養塔」「蚕よ、静かに眠れ」と心の中で念じた。
これは何の像なのか分かりません。ご存知の方は「照光寺のその像のこと知ってるよ係」まで、ご連絡ください。
「龍象の水屋」という名の手水舎。 龍象の水屋 この「龍象の水屋」は、長野県知事より卓越優秀技能賞を受賞したそうな。 鳥獣供養塔「鳥獣よ、静かに眠れ」と心の中で念じた。
興教大師像 修行大師像 ようやく山門が見えてきました。 本堂 本堂 本堂 本堂の彫り物が見事なのです。 本堂側から山門を見たところ。 お地蔵さん 瑜伽門 薬師堂 奥へ続く階段に、導かれるように行くと…… この「開山堂・位牌堂」があり、なおも進むと……。 「鬼子母神堂」があった。 寺務所 写真展の会場は、この本坊の中。 境内案内パノラマ写真。これを見ればキミも照光寺博士だ!
つい先日の記事(「一本の鉛筆」を8月6日に聴く)で、恥ずかしながらまだ広島平和記念資料館にも行っていないと書きましたが、考えてみれば、こうした写真の数々も、ネット上で観る以外にはちゃんと観たことは無かった気がします。
今回、間近で観ればやはり胸に迫るものが全然違う。
息をするのも忘れて見入ってしまい、苦しくなって息をしてないことに気づいてあわてて息をする、の繰り返し。
非睡眠時無呼吸症候群になってしまいました。
自然に涙も出てきますし……。
特に印象に残ったのは――
●被災証明書を発行する警察官の写真。
その警察官もまた顔や頭に大ケガを負っている。
●母子の写真や絵。
多くは赤ん坊だけが不思議なほど無傷。
その代わり母親のほうは瀕死の状態。
一瞬の出来事のはずなのに、こうも我が子を守ろうとするのか……。
●焼け野原に散在する遺体の写真。
そのほとんどが空を掴む姿か、または這って逃げる姿のまま黒焦げになっている。
なんてことしてくれたんだ。
人間の所業じゃない、と一瞬思ったけど、いや、こんなこと人間しかしないよな、と思い直した。
人間だけがする、他の生き物は絶対にやらない愚かな行為だと。
こういう事実を知りながら、なおもまだ核兵器を使いたがる人がいるのが信じられない。
よほどの平和嫌いなんですね。
でも、平和嫌いっていうのは、自分嫌いってことでしょう。
結局は自分に返ってくるんだから。
そんなに自分が嫌いなら、自分だけ消えてくれたらいいのに……。
さいなら、自分嫌いさん。
―― へのコメント。