ペヤング『チョコレートやきそば ギリ』僕も食べてみたよ

前略

そろそろ “焼きそば味のチョコ” ってのも出すべきですよ！

の館長です。

焼きそばメーカーが次々と「チョコ味」で攻めているというのに、チョコメーカーはやられっぱなしでいいんですか！？

もうそろそろ「焼きそば味」のチョコを出さないと、焼きそばメーカーに置いてかれちゃいますよ！

もっとも、チョコメーカーは別にちっとも「やられっぱなし」とは思ってないでしょうし、そういうことで「置いてかれる」のなら、喜んで置いてかれたいと思ってるんでしょうけど。

1年前のことでした。

勇気ある僕は、『明星一平ちゃん夜店の焼そば』のチョコソースを食べました。

そしたら今度はペヤングのチョコレート焼きそばです。

なぜに焼きそば屋さんはみんなしてチョコレートに走るのだ！？

ふざけてるのか、人の嫌がることを進んでやろうとしてるか、理由は分からないけど、とにかく僕は売り場に急ぎました。

　

ペヤング『チョコレートやきそば ギリ』を勇気を出して食べてみた の巻

売り場では堂々と輝いていました。

無駄に堂々と……。

買ってきた。

「こいつ本気でこれを食う気か？」とレジの女子に思われるのがイヤで、セルフレジを使ってみたよ！

見た目はなかなかオシャレな感じだと思うよ。 見ているだけならいいと思うんだ。

お部屋のインテリアに、どうぞ。

カロリーはそこそこありますね。

継続して食べる場合は気をつけたいですね！

継続しないと思うけど。

なかなかイヤな予感のする原材料名が見えます。 外装フィルムを取ってしまえば、ごくありきたりな焼きそばになっちゃうのは最近のカップ焼きそばの常です。 ソースとかやく。 この「後入れかやく」が、クルトンとイチゴ加工品。

およそ焼きそばの具でないことは、お分かりいただけただろうか。

麺は普通の麺。 お湯も普通のお湯を入れた。 シンクが「ボンッ！」って鳴らないように、気をつけてお湯を捨てたよ。 茹で上がり。

たぶんこのまま食べたほうがうまいんじゃないか？　という思いも一瞬よぎったけど、頑張ってみるよ。

チョコソース投入の儀。 これが普通のソースなら何も問題はないが、現実を直視するんだ！　これはチョコだ！ こうして見ればごく普通のソース焼きそばに見えないこともない。

いや、現実を直視するんだ！　これはチョコだ！

ニオイは、はっきり言ってチョコのニオイしかしない。

そりゃそうさ、チョコしかかけてないんだもん。

そして「後入れかやく」という名のクルトンとイチゴをかけた。 見た目はそんなに悪くないんだ。

でも、人と焼きそばは見た目で判断しちゃいけないって、教わって育ったんだ。

いただきます。 具らしい具がクルトンだけだから、噛みしめるように食べる。 ともあれ、完食です。

ごちそうさまでした。

なんと言ったらいいものやら……。

去年食べた『明星 一平ちゃん夜店の焼そば　チョコソース』は、僕はそこそこ美味しいと感じましたが、今回のペヤングは「チョコを塗った麺を食べている」という感じ。

両者の大きな違いは、一平ちゃんは焼きそば用のソースをかけた上でチョコソースをかけるのに対して、ペヤングはただチョコベースのソースをかけるだけ。

なので、もしかしたら一平ちゃんは複雑な味になってしまい、それがイヤという人もいたかもしれない。

一方、ペヤングは、ひたすらチョコ味の麺だ。

チョコ味のものが食べたいときにはいいけど、焼きそばが食べたいときには不向きだ、と僕は感じたのでした。

いや、まぁ、チョコ味を食べたいときには素直にチョコを食えって話ですけどね。

「自分へのご褒美」と称して自分を甘やかす人が多い昨今、たまには自分への罰ゲームをしてみるってのも、オツなものですよ！